落とし込み部野望達成へ向けミニOLM in さくらなみ池




僕らが、「さくなみ池」を知ったのは、いつ頃からだろう。南蛮渡来の謎の伝道師ぽち〜こ師の予言に出てきたのか、外国人バイヤーとの接待に疲れたべーさんとこの竜くんからか、もしかしたら、いんふぉすぃ〜くさかきくんの情報かもしれない。


とにかく僕らはバトルでの逆転のため、あらゆる秘策を練っていたのは確かだ。このまま行けば、東北方面から高笑いが聞こえてきそうな勢いで、管理人さんや江戸の殺し屋さんたちが福浦の黒鯛を釣りまくっていたからだ。


探検隊決行の前日。近づいてきた台風の影響で天気が不安になり、何度も天気予報のサイトにアクセスするが、相変わらず天気予報は二転三転しハッキリしない。

それでも、お弁当を作ってもらう手前決めなければならない。えーい、めんどくさいからスリッパ投げて決めよう。「エイ!」表!。よ〜し、明日は決行だ!10:00いつもの駐車場で待ち合わせだぞ。寝坊するなよ。

当日は雲が多いながらも、なんとか持ちそうな天気。時計を見ると「9:10

「やば!寝坊した!」とにかく急いで支度して、ニョーボの作った弁当をつまみ食いしながらあわてて出発。既に集合時間は過ぎている。みんなゴメン!

いつもの釣り道具屋の駐車場には、すでに全員集合している。なんとpchikoさんは現地の地図まで入手して、準備万端。赤ちゃん連れのみやちゃん達はpochikoさんの案内で裏口へ。僕らは「釣りきち親父の釣り日記」のイシカワさんとタツヤくんの案内で正面の駐車場へと向かう。

イシカワさんは詳しいみたいで、裏道をスイスイ抜けてあっというまに駐車場入り口。そこから、ビール満タンの重いクーラボックスや夕べくわぞー親分が作ってくれた秘密の仕掛けを持って、一路「さくらなみ池」、

しっかし、遠〜い。でも、「さくらなみ池」までは、自然が一杯の山道。けっこうウキウキしてくる。なんか子供の頃を思い出し、懐かしい思いで砂利路を抜け、木で段が付いた坂道を下るとそこは目的地「さくらなみ池」が横たわっていた。う〜ん、ちょっと感動。


さあ、まずはゴザでも敷いて乾杯でもと思うと・・・
既に釣り竿に糸をつけ、「サキイカ」を結んだひろし部長や奥さん、あさぎちゃん、もかちゃんたちは釣りに夢中。イシカワさんやタツヤくんも既に釣りモード。みやちゃんも奥さん、子供をほっぽといて、一生懸命仕掛け作りに夢中だし、管理人さん一家も視線は「さくらなみ池」


まあ、僕はゆっくりとビールを片手に、この自然と今日の作戦の成功を祈って一人乾杯を繰り返す。


そこに道案内を終え、家まで奥さんとお嬢さんたちを迎えに行ったpochikoさんも合流。本物のヒロコ先生ももちろん一緒だ。

いよいよ作戦も本格的になってきた。今日の狙いはひろしさんお気に入りのザリくん捕獲。こいつは体長5センチ程度の小物が最適。結構いいサイズが釣れる、釣れる。それと大本命はモエビだ。くわぞー親分特製。ヒミツの仕掛けに、サキイカ、練りエサを入れタモ網の柄に結わえ付け沈める。それと集魚ネットにも同じ餌をつけ沈める。さあ、何匹採れるかな?



ひろしさんの奥さんは快調にザリガニを釣りまくる。
今日の竿頭は確定だろう。
むきになってるひろしさんや管理人さん、みやちゃんには一向にアタリが無いようだ。
子供たちもうまいもんだ、管理人さんのところのしーちゃん、ことちゃんもお手頃サイズのザリくんや大きなマッカチまで次々と・・・

でも、やはり
pochikoさんやイシカワさんの竿にはなかなか釣れないみたいで可笑しくなる。イシカワさんは網で際をやたら掬いまくり、力技でなんとかモエビをゲットしている。どうやらここでも竿先からオーラなるものが出て、水の中まで伝わるのだろうか?この辺りに後半戦のポイントがあるかも知れないと思いながら、僕はひたすらクーラーボックスの軽量化に努める。




と、道の向こうから、手に手を取り合って「飛び込め釣り仲間」のyosiさん夫妻が応援に駆けつけてくれた。
うわさ通りの仲良し夫婦、僕も将来はああなりたいと思いつつ、大量に差し入れてくれたビールの消費に勤しむ。

「さくらなみ池」に隣接した池には、サギやカワセミの餌取風景など、ぼ〜っと見ているだけで、いい気分になれる。

そろそろお腹も空いてきて、釣りの方も一段落。僕らの仲間には何故か美人妻が多い。そんなニョーボ達の作ったお弁当を食べながら、一時の幸せを噛締める。子供たちのうれしそうな表情。美人妻たちの作ったおいしいお弁当に冷たいビール。そして何より楽しい仲間たち。

お弁当を食べ終わると、釣り再開。どうやらモエビもサキイカが好きなようだ。ザリくんと違い「クン、クン」と小気味のいいアタリ。いっぺんに2〜3匹採れるようだ。

ヒミツの仕掛けと集魚ネットにはお目当てのモエビの他にも、クチボソやザリガニも入り大漁だ。コツはこまめなチェックとエサの補充。



すると池の右側の方でひときわ大きな歓声が上がる。
なにか大物か珍しいものが釣れたのだろうか?ふっと見ていると、何やら大きなものがイシカワさんの手にする網に入っている。
亀?亀だ!それも結構大きい亀。
物知りの
yosiさんによるとミドリガメの大きくなったものらしい。
首筋に入った黄色い線がその証拠のようだ。
う〜ん、ミドリガメってこんなに大きくなるんだ。


しばらくすると、今度はpochikoさんの竿が大きくしなっている。
またミドリガメか?慎重にタモ入れすると、やはり亀。
しかし、ミドリガメではなく、イシガメ?違うのかな?
かなり鋭いつめを持ったやはり大きな亀。
バケツの中で二匹揃って、上になったり、下になったり元気一杯だ。


通行人たちもバケツの中を見て歓声を上げる、「おっ、すんげぇ亀だ!亀!」、「へぇ〜、こんなのいるんだ」。釣師が大物を自慢したがる気持ちが理解できる。

その後も亀狙いでサキイカを落とすが、釣れるのはザリガニとモエビだけ。僕は悪戯気分で、渓流竿に浮きとハリを付け、クチボソでも釣れるかな?と釣りはじめるとすぐにウキがピクピクと反応。すかさずあわせるとちょっと大き目のタナゴ?魚博士のイシカワさん曰く「金鮒」の子供とのこと。

選手交代でイシカワさんに代わるとイシカワさんもすぐに同サイズを釣り上げる。さすがである。そこで今度はウキフカセ部代表の管理人さんにバトンタッチ。どうやらオーラが出まくりでアタリも無い模様。ギブアップ後、うちの奥さん。1投目でなんなくゲット。続いてあさぎちゃんもすぐゲット。

う〜ん釣りは難しい。改めて思い知らされる。

そんなこんなで、楽しい一日も終わりに近づき、心配した天気もギリギリまでなんとか持ち、みんなで記念撮影。釣った亀やザリ君達は池にお帰り願おう。

相変わらず、ニョーボ、子供をほったらかしの仲間たちであるが、また、こんなことやりたいなと思いつつ、帰路についた。


さあ、「さくらなみ池」の伝説は、落とし込み部に奇跡を起こすことができるのだろうか?バトルも終盤戦。熱い戦いはまだまだ続く・・・・。

<文・構成>落とし込み部スカウトマン


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