管理人・ひさの釣り日記 
〜2005年4月-6月〜

2005年6月18日(土) 晴れ

釣行時間 : 16:20〜22:00
釣行場所 : HR
風向き : 北東→無風
釣法 : ウキフカセ釣り


先週末は天気予報に弄ばれて釣りは一回休み・・・たった1週あけただけなのに、もう長いこと海に行っていないような気がする。
やっぱりマイナスイオンを浴びてないのがいけないんだろうか、今週はずっと体調も芳しくない。
あぁ、釣りがしたい!
そんな想いで過ごした長い長い一週間がようやく終わり、待ちに待った週末がやってきた!
しかも梅雨らしくぐずついた天気が続いていたのに、今日は朝のうち曇っていた空も昼過ぎから快晴に変わっている。
釣り場は混雑するだろうけど、ストレス解消にはもってこいのコンディションだ。
腹の具合がもう一つだが、午前中に所用を済ませ、頃合を見計らって午後3時に自宅を出発して福浦に向かう。

途中立野さんに立ち寄ると貧乏神に遭遇、何やら虫エサやらケミやらを買い込んでいる。
聞けば今日はアナゴ狙いだとか・・・この男、黒鯛を釣る気はないんだろうか。
貧乏神の話では、少し前にhaneさんが立野さんを出て釣り場に向かったとの事、どうやらhaneさんも気合十分のようだ。
よし、オイラも負けちゃいられないぞ!
黒鯛のエサと自分のエサを買い込んで、速攻車を走らせて福浦へ。

午後3時半頃に釣り場に到着、見渡すと第一希望だったHRの中央付近で竿が出せそうだ。
なんせ今年の2枚は全てHR産だから、ポイントはちょっとずれるけど迷わずここに入釣を決意する。
釣り座に着くと、隣に陣取って釣り仕度をしているのは「黒鯛を釣る」の管理人・sakaさんだ。
haneさんと一緒に来たようだが、sakaさんによると彼はずっとこだわり続けているTMに向かったようだ。
「そんじゃ隣に入らせてもらっていいですか?」との問いに、にこやかに応じてくれるsakaさんと共にオイラも速攻支度に取り掛かる。
今日は仕掛けを家で作ってきてしまったから、仕度と言ってもコマセをブレンドするだけ・・・いつもよりスピーディーに仕度を終えて、午後4時20分にゲームスタート。

今日の海は上から下まで真ッ茶色・・・オイラの好きな年無しカラーだ。
第1投を入れると、潮も適度に右に流れている。
う〜ん、今日はなんかサイコーのコンディションじゃん!!

・・・と、ここまでは良かった。
問題はここから先だ。

開始30分程で腹の虫が騒ぎ始める。
ヤバイ・・・何とか一過性で済んで欲しいという想いと反比例するように、腹の虫は加速度的にピーヒャラピーヒャラ・・・。
このままじゃ釣りに集中できない・・・仕方なく一旦竿を置いて車に飛び乗り、一目散にジャ○コへ!
思えば前にもこんな事があったような気がするが、確かあの日は完全丸坊主だったような気がする。
なんかイヤ〜な予感・・・。

釣り場に戻るとsakaさんの所にhaneさんが様子見に来ている。
3人で暫し談笑した後、各々気合を入れなおして戦闘再開。

最初の戦闘開始から1時間経過・・・一度だけウキが沈んだもののハリ掛かりせず未だノーフィッシュ。
「今日はキツイ釣りになりそうだ・・・」と思っていると、TMで釣りをしているhaneさんから架電、隣の釣り師が40cm程のチヌを釣り上げたらしい。
「やっぱり居るんだ!」と、萎えかけた気持ちに再び喝が入る。

暫くすると「ひささんバースデーポイント」付近にいた釣り師が帰り支度を始めた。
その向こう側も空いているから、ここは迷わずsakaさんと共に移動する事に・・・。
ラッキーポイントはsakaさんに譲って・・・と言うより、先々週魚がヒットしたのはずっと右の方だったから、オイラは躊躇せずにsakaさんの右隣に座を構えて仕切り直しの第1投を入れる。

戦闘開始から2時間経過・・・ウキ、一度も沈まず。
更に1時間経過・・・相変わらず魚の顔は拝んでいない。
マジで今日はヤバイかも・・・。

多少イラつきながら我慢の釣りをしていると、TM手前で投げ釣りをしている貧乏神からCメール、「シロギス4尾ゲット〜♪」
メールの文面にニヤケ顔が浮き出ている気がする・・・う〜ん、幸せなヤツだ。

オイラはといえば・・・
戦闘開始から4時間経過・・・涙のノーフィッシュ。
午後8時を回った頃から流れている潮もパタっと止まり、「完全試合」の四文字が脳裏をよぎる。
間もなく潮止まり、ちょっと竿を置いて上げっぱなまで休もうか・・・と思った矢先、とんでもない大事件が起こった!

干潮前になって再び微妙に潮が動き始めた直後、ふと隣を見るとsakaさんの竿が満月に曲がっている。
既にsakaさんはタモを伸ばしてフィニッシュの体制に入っている。
速攻竿を置いて近づくと、タモに納まった魚は異様にでかい!
「本命ッスかぁ!?」の問いに、「ハイ!」という興奮したsakaさんの声が夜空に響く。
間近で見ると、紛れも無く本命黒鯛!しかも一見してK点越えと思える程の大きさだ。
すぐに計測すると50cmジャストだったが、「sakaさん年無しゲット!」の報にすっ飛んで来たhaneさんと共に再度計測し直すと、なんと52cmの立派な年無しだ。
しかもオイラ50オーバーでこんな綺麗な魚体は見た事がない。
今年の1枚目が、いきなりK点越えの自己記録!?
凄いぞ!sakaさん!

聞けばテトラ際の先を流してタナは2ヒロとか・・・
こんなヤツがそんな浅ダナでウロウロしてたら、そりゃ下には何も居ないわ!
2ヒロなんて・・・オイラの攻撃範囲には絶対入らないもん。
今思えば、潮が動き始めた正にその時に掛けた1枚、ハリはしっかりカンヌキに刺さっているし、黒鯛釣りのお手本のような釣りを見せてくれたsakaさんには完全に脱帽だ。

で、オイラはと言えば・・・
苦節5時間、ようやくウキが沈んで、釣れた魚はやっぱりボラ君・・・。(涙)
でもこれで数年ぶりのウキ釣りでの完全試合から脱却できたんだから、今夜ばかりはボラ君に大感謝だ。
ボラの後は再び海が沈黙、コマセが切れた午後10時、涙の納竿とした。

いつもそうだが、今日は本当に辛い釣りだった。
精根尽き果てた・・・というのが今の本音。
でも今日はsakaさんのお陰でいい勉強をさせてもらった。
やっぱり固定観念だけで釣りしちゃいけないって事か・・・
よし、次こそ頑張るぞ!

<今日一緒に釣りをした人々>
sakaさん、haneさん、ハラボーさん


2005年6月4日(土) 晴れのち曇りのち雨

釣行時間 : 16:20〜20:00
釣行場所 : HR
風向き : 南東→南西→西→北西→北東
釣法 : ウキフカセ釣り


サッカー日本代表がバーレーンを破って、何とかひと息ついた土曜の未明、この日は朝から次女の学校の父兄参観があるから、寝不足を覚悟で布団にもぐり込む。
で、目が覚めるとやっぱり異様に体が重い・・・。
天気予報とスケジュールのタイミングを考え合わせると、どうやら釣りが出来そうなのは今日くらいしかないのだが、この調子だと午後になって海に行く気力が残っているかどうか・・・今週は「一回休み」の公算大だ。
とりあえず重い足を引き摺って娘の学校へ向かい、親としての責務を果たす。

ところが、学校から帰って一服すると、なんとか漁に出る気力も回復!
昼飯をかっ込んで暫し休息して更に体を充電、車に荷物を積み込んで家を出たのは午後3時過ぎだったか。

午後3時半過ぎに現場に到着、予報と違い青空の広がる福浦だったが、それでもやはり釣り人はいつもより少ない。
狙っていたHRも釣り人が等間隔に鎮座しているが、なんと、先々週本命をゲットした「ひささんバースデーポイント」だけが又してもポッカリと空いている。
当然迷わずそこに釣り座を確保、すぐに仕度に取り掛かる。

仕度をしている時には晴れていた空も、テトラの上に立つ頃にはすっかり曇り空になっている。
しかも雲行きはかなり怪しい・・・
とりあえず今日も雨覚悟だったから、その辺の対策はバッチリだ。
午後4時20分、風雲急を告げる雰囲気の中、本日のゲームスタート。

開始直後に右隣に入っていた釣り人が雨を警戒したのか帰り支度・・・潮はかなりの速さで右に流れていたから、これはラッキー!
左隣の釣り師のウキが気になって振り込みにくかったのだが、これなら正面に振り込んでもかなり右まで仕掛けを流せる。
まぁ左側のオジサンも暗くなる前には帰るだろうからそれまでの辛抱か・・・。
しかしよく見ると左のオジサンはダンゴ屋さんのようだ・・・う〜ん、ちょっと嫌な場所に陣取っちまったかな。
と思った瞬間、そのダンゴ師の竿が大きく弧を描いてカイズを引っこ抜いた。
やっぱこっちには居るんだ・・・。
でもこの1枚で逆に火がついちまったオイラ、このオジサンと勝負勝負!と気合を入れなおし、仕掛けとコマセの投入を繰り返す。
そして・・・

正面やや左側の沖目に仕掛けを入れて右に流す。
潮は相変わらず早いから、アッという間にオイラの前を通り過ぎて更に右に流れていく。
時折糸を止めて付け餌を揺らし、更に右に流す。
15m程も流しただろうか、そろそろ仕掛けを回収しようかな・・・と思った瞬間に、使っていた円錐ウキがスルスルと沈んでいく。
おっと、やっと魚が来たか!とすかさず合わせると、掛かった相手はかなりの重量級だ!
本命か、ヤツか!?
引きの感じからして、本命ならダンゴ師の魚を抜く事は確実なのだが・・・。
しかし15mも右からこいつを引っ張ってくるのは大変な作業だ。
沖目で掛けたが、引っ張ってくるうちに次第にテトラに近づいてしまう。
時折テトラに向かって強烈に突っ込む敵は、ほぼ本命君に間違いないだろう。
更に抵抗する敵をテトラの中に入れてしまう訳にはいかないから、レバーを握れど絶対に糸を出さずに強引にやりとり・・・そしてヒラリと海面下に見えた魚体は紛れも無く本命チヌだ!
完全に浮かせて空気を吸わせるとやっと観念したチヌ君、一発でタモ入れ成功!
午後4時40分、前回と同サイズの45cmをゲット!
やった!ダンゴ屋のおっちゃんに勝ったぞ!

でもこのチヌ君、奇形なのか手負いなのか・・・よく見ると背ビレが割れてその部分だけ少し窪んでいる。
そうか、こいつも荒波の中一生懸命生きてきたんだなぁ・・・と思うと、「一刻も早くリリースしてあげなきゃ!」って気持ちになり、写真撮影の後速攻リリース、前回のヤツと違って元気良くテトラの中に消えていったのでホッとしたオイラであった。




しかしこいつは、右隣の釣り師達が残っていたら決して掛からない1枚だ。
まだまだオイラにもツキが残っているのかな?

ところがその後はアタリが全く出ない状況が続く。
左隣のダンゴ師は時折ビシっと合わせているし、確認しただけでも2回大物と格闘して強制リリースしている。
相手がチヌかどうかは不明だが、それでも時合いが訪れているのは確かなのに、何故オイラのオキアミだけ魚達は見向きもしてくれないんだろう・・・。

午後5時半くらいだったか、まるみさんが登場。
先週から延期になったメバリンピックが、今日も悪天候を嫌って中止になったとの事・・・青イソが勿体ないから仕方なく(?)チヌ釣りに来たんだろうか。(笑)

その頃からポツポツと降り出した雨に、周りの釣り人が徐々に引き上げていく。
オイラも念の為必要最小限の物をクーラーボックスにしまい、濡れたら厄介な物は全て車に避難、自身もスパイクシューズをブーツに履き替え完全防備で再びテトラに戻る。
そして暫くするとスコールのような本降りに・・・あぁ、「備えあれば憂い無し」とはよく言ったもんだ。
しかしこの雨のお陰で、見渡すとHRに残ったおバカな釣り人はオイラとまるみさんだけ!?
なんと週末の夕マズ前というベストタイムを前に、いつも混雑しているHRが福チヌ貸しきり状態だ!
予報より早く降り出した雨、そして予報より早く北に回った風に、釣りにくさは避けられないが、気分だけはメチャクチャいい。
さぁ、準備は整った!
出て来い2枚目の重戦車!

・・・と、気合だけは十分だったのだが、ここから先は書かずとも知れるだろう。
青イソを落としているまるみさんはコンスタントにカサゴを釣り上げているから、魚が全くいない訳ではないんだろうが、それでもオイラのオキアミはかじられる事もなく、惨めにふやけていくだけ・・・。
そして午後7時半くらいになると完全に潮が止まった。

結局午後8時まで粘ったが、なんと今日はチヌ以外の魚とは1尾も顔を合わせる事無く終了・・・
「まるみさん、飲みに行きますかぁ!?」
あぁ激シブ福浦・・・いいんだか悪いんだか・・・こんな事もあるんだなぁ。

<今日一緒に釣りをした人々>

まるみさん



2005年5月28日(土) 曇り

釣行時間 : 21:30〜24:40
釣行場所 N
風向き : 南東→東
釣法 : 落とし込み釣り


福浦チヌ同好会第16回OLMも、なんとなんとオイラの初優勝という珍事のオマケ付きで無事終了し、ホッとひと息ついた今週末。
今日は夕マズからのんびり竿を出そうかと画策したが、昼間から家族を連れて食事やら買い物やらしているうちにドッと疲れが押し寄せ・・・。
一旦帰宅して一服してから釣り仕度・・・と思ったら不覚にも突然の睡魔に負けて昼寝、目が覚めると、どう考えてもベストタイムに竿を出せる時間ではなくなっている。
まぁ慌ててもしょうがないし、本業のウキは明日の朝マズに仕切りなおすとして、今日は久々に落とし込みで夜メバルにでも遊んでもらおうと、夕食を取った後、午後8時半頃に家を出発する。

車に乗って携帯をチェックすると、ひろし部長とまるみシェフからメールが届いている。
今日は揃ってNで釣りをしているとの事なので、それじゃオイラも合流させてもらおうと、立野さんで青イソメを購入して現地に着いたのは午後8時40分くらいだったか。
ところが、車を降りて支度をしていると、なんと!夜釣り必携のライトが何処にもない!
あちゃ〜!これじゃ仕掛けも作れなけりゃエサも付けられないじゃんか!
仕方なく再び車に乗り込んで立野さんへ逆戻り・・・こんな時の為に予備のライトを車に積んでおこうと、安物のライトを1個購入して再び現地到着。
で、買ってきたライトに電池を入れてさぁ出発!・・・と思ったら、なんとライトが不良品で点灯しない!
後にライトではなく電池の不良と判明したが、この時ばかりは自分の運の無さに絶句、こういう日は何をやってもダメって事が多いから、三たび立野さんへ行って戻ってくる気力は完全に消失。
一応まるみさんに電話して帰ろうと思ったら、「予備のライトありますよ!」の嬉しい一言。
ところが続いて出た言葉は・・・「でも魚全然いませ〜ん!」
う〜ん・・・

まぁダメならすぐ撤収できるのが落とし込み釣りのいいところ、エサも無駄にしたくないし、とりあえずお言葉に甘えて竿を出す事にする。
まるみさんからライトを拝借して、釣り場に行ってひろし部長にご挨拶、午後9時半頃にようやく第1投を入れる。

まるみさんの話によると、HRから少しずつ移動してきたけど、アタリは殆ど無く、ここへ来てようやくポツポツアタリも出始めたとの事、
名人2人がそう言うんなら、やっぱ今日はいつもにも増して酷いんだろう。
こんな日はウキ釣りだと丸坊主覚悟の釣りになる・・・あぁ、今日は落とし込みで良かった!

ところが、釣り始めてみると結構アタリがある。
ハリ掛かりさせられないのはやっぱり腕のせいだろう。
たまに掛かってくれるのは小カサゴが殆どだが、持っている「極ーF」は小気味良いしなりで結構楽しませてくれる。
暫くは時間の経つのも忘れて釣りに没頭、ホント、夜の落とし込み釣りは楽しいもんだ・・・黒鯛狙わなければネ。(爆)
そして気がつけば日付も変わる頃になっていた。

さて、こんな時間じゃ明日の朝マズ本業はほぼ絶望的だから、もうちょっとここで楽しんで帰ろう・・・と思った所に貧乏神からメールが届く。
ヤツは今日は銀座でタイコを叩いていたらしいが、どうも海の様子が気になってしょうがないとみえ、帰りに福浦によるという。
「そんじゃ待ってるわ」と返した直後に、ひろし部長とまるみさんが撤収、「そんじゃ先にデ○○ズに行ってますから!」
おっと、今日は久々に反省会つきか・・・。

24時半に貧乏神がパンをかじりながら登場、その直後に根掛かりでハリスをプッツン・・・ったく!こいつマジで貧乏神か!?
デ○○ズでの反省会が気になっていたが、とりあえずもうひとふん張りしてみようとハリを結び直し、仕掛けを入れた途端に穂先でラインが絡まり収拾つかない状態に・・・。
あ〜〜〜〜!!今日はもうやめた!
という事で24時40分、速攻竿をたたんでデ○○ズに車を走らせるオイラと貧乏神であった。

結局今日の釣果は小メバル2尾に小カサゴ多数、まぁ当初の目論見どおり、適度に遊ばせて貰った一日だったからこれで良しとしよう。
反省会が終わって自宅に着いたのは午前3時過ぎ・・・本業は1回休みかな。

<今日一緒に釣りをした人々>
ひろしさん、まるみさん


2005年5月15日(日) 曇り時々晴れ一時雨、夕方から晴れ

釣行時間 : 11:00〜17:00
釣行場所 : HR
風向き : 北東→南→南西
釣法 : ウキフカセ釣り


黒鯛釣り大会2日目・・・目覚めると空はどんよりとした曇り空。
とりあえずパソコンのスイッチを入れて掲示板とメールをチェックしてみるが、今のところ「黒鯛釣れた!」の報は入っていない。
う〜ん、やっぱり激シブ福浦にみんな苦戦しているのか・・・又しても本命の顔を見る事のないOLMになってしまう可能性大だ。

今日はウチの女ども、Rayちゃんと共に東京まで誰ぞやのライヴを見に行くらしい。
・・・という事は、今日はオイラ1人きり!?
すかさず予報をチェックすると、昼過ぎに雨が落ち、風は南西の強風と出ている。
ラッキー!こんな日は釣り人も少ないだろうから、潮の動くHRでの釣りが可能かもしれない!
これは神がくれた最後のチャンスか!?

ライヴを見に行く御一行様を、「いってらっしゃ〜い!」と笑顔で見送ると速攻支度!
車に荷物を積み込み、立野さん経由で釣り場に着いたのは午前10時過ぎだった。

HRを見渡すと、予想に反して結構人が出ているが、良く見ると「ひささんバースデーポイント」周辺が空いている。
雨の予報が出ているから、レインウェアにブーツを履いて完全武装、荷物は極力少なくして予備のバッカンに押し込み、竿とタモをぶら下げてこのポイントに向かい、とりあえず釣り座を確保する。
仕度をしていると、オイラの右隣を狙った釣り人が到着、コマセをブレンドし始める。
その向こうには投げ竿が入っているし、ここは潮が良く効くポイントだから、できるだけ離れて欲しい・・・
そんな想いでその兄ちゃんにに睨みを利かせながら仕度を完了、兄ちゃんより一足お先に、午前11時5分にゲームスタート。

予報と違い北東風が吹いている為、海面は結構ざわついている。
昨日の釣りで自重のある自立ウキを壊してしまったから、とりあえず向かい風が収まるまでは円錐ウキを飛ばす事にする。

開始1投目からウキがシモるが、合わせても乗らない。
2投目、再びウキが沈み、今度はひと息置いてから合わせると魚が掛かるが、あがってきたのは久々にご対面のレインボーカラー・・・
そろそろこいつらが出始める時期なのか。

その後数投で再びウキが押さえ込まれる。
合わせるともの凄い重量感と共に右に魚が走る・・・しまった!ヤツか!?
往生際の悪い巨ボラを取り込むまでに、5分近くは格闘しただろうか。
ようやくタモに入れた頃には腕がパンパンだ。
その20分位後にも同様のアタリと走りがあったが、これは幸運にも(?)すぐにすっぽ抜け!
う〜ん、やっぱりMEGADRY-Airはボラ竿だったか・・・。

潮は適度に右に動いているものの、その後はアタリも遠のき、12時を過ぎた事もあり、とりあえずここで昼食。
テトラの上に腰掛けて、海を眺めながら飯を食うのはホントに心が癒やされる。
そういえば昼前から釣り始めたのは久し振りだからなぁ・・・。

と、気分もリフレッシュしたところで釣りを再開。
するとその数分後に事件は起こった!

仕掛けをやや沖目に入れて右に流れる潮に乗せる。
潮上に二つ、払い出す潮に乗せるイメージで竿下にも二つコマセを放り込み、2本のコマセのラインが交わる辺りに照準を絞る作戦で攻めていると、狙い通りのポイントでウキの頭が軽く押さえ込まれ、そのままスルスルと沈んでいく。
頃合を見計らって鋭く合わせるとガツンとした手応え!
・・・でも突っ込まない。
またしてもヤツか!?
と思った瞬間に軽くゴン・・・と一回だけ、それっきりですんなり浮いてくる。
なんだ?と魚を浮かすと、なんと本命クロダイ!
多少物足りなさを感じながらも、とりあえずオイラの今期1号だし、福チヌバトル1号だし、釣り大会1号だし・・・
いろんな思いを込めてタモ入れ、計測すると45cmの居付きの良型だ。
とうとう5月に福浦で獲った!・・・感無量だ。




手早く携帯で写真を撮ってリリースするが、やはり最初から元気がなかったのか、なかなか沈んでいかない。
ようやくヒラリヒラリと沈んだが、すぐにまた浮いてきてしまう。
5分ほど様子を見守っただろうか、既に瀕死の様相だったので再度タモに入れ、近くで投げ釣りをしていたご夫婦に「持って帰りますか?」と聞くと、「喜んで!」と言ってくれたので、すぐに締めるようにと引き取ってもらった。

何故かちょっと切なくなったが、とりあえず携帯を使って掲示板に煽りのカキコをして、それから気を取り直してゲーム再開。
せっかくならもう少し引いてくれる魚と遊びたい・・・というのは、やっぱり贅沢な言い草か。
そして、そんなオイラの思いに律儀に答えてくれたのは、お節介なボラ君だった・・・(爆)

午後1時半頃に流れていた潮も止まり、それっきり魚からのラブコールが途絶えた。
こりゃ上げになるまでダメかな・・・と思い、一旦竿を置いてテトラの上で休憩していると、そこに青イソ爆撃隊の貧乏神登場。
・・・今日の釣りはこれで終わったかな。(笑)

晴れたり曇ったり、雨が降ったかと思えば遠くで雷鳴が聞こえたり・・・
コロコロ変わった天気も夕方にはすっかり晴天になり、いい感じで夕マズを迎えようという頃にコマセ終了。
最後の1投で又しても大物がヒット、走り方からして細長いヤツだろうが、こいつの沖へのダッシュでハリスがとばされ、それを潮に今日の釣りを終了した。

いつもはテトラを降りて片付けをするのだが、まだ日が高く、テトラの上のあまりの気持ち良さにつられてついついそこで片付け、そしてそれが最後の不幸に繋がろうとは・・・。
荷物を入れたバッカンの中に溜まった水を拭こうとした瞬間、棒ウキの入ったケースがポトリとテトラの中へ・・・。
どんなにあがいても回収不能!
ケースの中には高価な春秋1本、ダイワ製の棒ウキ計6本、電気ウキ計3本その他諸々が・・・
少なく見積もっても12000円ほどか。
今期1号と引き換えにしたって、元は取れないぜ!
せめて、あの魚がもう少し楽しませてくれたら・・・嗚呼。
次回からオイラは円錐ウキ師に変わります。(涙)
あっ、どこかで落とし込んでるオイラを見かけても笑わないで下さい。(爆)

<今日一緒に釣りをした人々>
ハラボーさん


2005年5月14日(土) 曇りのち時々雨

釣行時間 : 16:00〜22:00
釣行場所 : N
風向き : 南西
釣法 : ウキフカセ釣り


さぁ、福浦チヌ同好会第16回オフラインミーティング黒鯛釣り大会の始まりだ!
今日は朝から岸壁泣かせユニットのリハがあり、前日からベース担当のRayちゃんが泊まりで来ていて、夜中まで飲んだくれていた為、完全に寝不足状態だ。
とりあえず声が潰れない程度にリハをこなし、昼過ぎに帰宅、速攻昼飯を流し込む。
・・・と、ここで一服ついてしまったら、なんだか体が異様に重くなる。
やはり3時間歌い続けると体には相当負担がかかるのか・・・。
ここのところ釣り大会も参加者が減り、只でさえ寂しくなってしまっているのに、管理人=言いだしっぺであるオイラが黒鯛釣り大会に参加しない訳にはいかない。
出るかやめるか・・・心の葛藤を続けていたオイラだったが、とりあえず貧乏神に電話を入れてみると、「行く行く!」と二つ返事。
それならチョックラ行ってみるかね。

貧乏神との約束の時間、午後3時半より10分ほど早く現場に到着。
曇り空で、夜には雨の予報も出ているというのに、釣り場は人で溢れているが、見渡すとNの恵比寿ポイントがポッカリ空いているので、当然ここに店を広げる事にする。
コマセをブレンドし、仕掛けを作って、黒鯛釣り大会の第1投を入れたのは午後4時丁度だった。

潮は微妙に左右に動いたり止まったり・・・どちらかというと止まっている時間の方が圧倒的に長いというコンディション・・・しかもエサ取りが上から下までビッシリ居座っている。
今日も苦戦の様相か・・・。
開始30分程して小メバルが立て続けに3尾釣れてからは、またしても沈黙・・・やはり大物の気配は感じられない。

そう言えば貧乏神がまだ来てないな・・・と思って携帯を取り出すと、そこに偶然着信。
貧乏神かと思いきや、電話の主はなんと福チヌ一のアベレージヒッターのたもさんだ。
聞けば今日は久々の出撃との事・・・この時間に来ていないところを見ると、どうやら貧乏神はリタイヤのようだし、よし、今日は貧乏神抜きで久々にたもさんと一発決めてやるかね!

たもさんの情報ではHRにkiki師匠も入っているようだ。
なんだかんだ言いながら、メンバーは自動的に全員エントリーの福チヌ戦士、ちゃんと黒鯛釣りに来てるじゃん!
ちょっと嬉しくなったりするが、魚の活性はそんな気分に比例してくれる気配はなく・・・。

暗くなってからは更に活性が下がり、エサ取りの気配さえ消えてしまう。
結局納竿する午後10時までに釣れた魚は、メバルが5尾、タナゴ1尾、そして背びれがそのまま尾びれになってしまっている奇形のカサゴが1尾・・・
気合とは裏腹に今日も撃沈!

落ち始めた雨の中で撤収をしていると、予告通りまるみさんが登場!
聞けばたもさん同様なんと9ヶ月ぶりの福浦参戦、携帯が故障して連絡が取れなかったが、既にHRから2時間以上落とし込んでいるとの事・・・。
相変わらず激シブの福浦だが、こうして福チヌ戦士が帰って来てくれた事はやっぱり嬉しい。
第16回福チヌOLM黒鯛釣り大会・・・熱戦は1週間続く。
さて、今回のトロフィーは一体誰の手に渡るのか・・・。

<今日一緒に釣りをした人々>
たもさん


2005年5月4日(水) 晴れ

行時間 : 08:20〜17:00の間ダラダラと
釣行場所 : P→B→HR→K2→TM
風向き : 南強風
釣法 : 落とし込み釣り

GWも後半に突入、今日は趣向を変えて落とし込みに挑戦!
昼前には湯沸し隊のメンバーが福浦にやってくるから、その前に朝マズで一発大きいの狙っちゃる〜!
という事で、昨日は釣り日記も適当にお茶を濁して、女房殿に借りた目覚まし時計を午前5時半にセット、速攻布団に潜り込む。
ところが・・・
どうした訳か目覚ましが作動せず、目が覚めると午前7時を回っている・・・。
う〜ん、出遅れた!・・・さてどうしようか。
悩んでいても仕方ないし、この時間に目が覚めたのは不幸中の幸い!?
とりあえず予定通り釣りに出かけよう。

昨日のうちに道具は車に積み込んであるから、あとは釣竿を持って出かけるだけだ。
途中立野さんでボサガニを10尾、午後の部のお遊び用に青イソメを2パック買って釣り場に車を走らせる。
午前8時過ぎ、今日のショバであるPに着くと先行者は1人だけ・・・それもそのはず、結構キツイ南風が吹いている。
まぁ今日は福浦界隈何処へ行っても釣り座の確保は難しいだろうし、ましてや歩き回る落とし込み釣り、釣り場に人が少ないのは結構な事だ。
少々南がきつくても、これ位なら何とか釣りは出来る。
よし、そんじゃちょっとだけ頑張ってみますか!
午前8時20分、向かい風に向かってカニを飛ばして前打ちスタート。

開始後すぐに沖から赤い帯が近寄ってくるのに気付く。
ありゃりゃ、赤潮か!?
よく見ると赤い帯は沖の方に何本も見えている。
こいつが足下に接岸すると、プランクトンの死骸が浮いている表層だけの赤潮ではなく、どうも海全体が茶色い感じ・・・
そう、オイラが初めて福浦で歳無しをあげた時と全く同じ色だ!
こんな潮色を見て俄然気合が入る釣り人は、きっとオイラくらいのものだろう。

ところが!
開始30分で、昨夜から襲われている下痢攻撃が再発・・・。
ヤ、ヤバイ・・・
ピーヒャラ ピーヒャラ・・・
う〜ん、ここは我慢我慢!
気持ちを誤魔化しながら釣りを続けるも、なおもピーヒャラ ピーヒャラ・・・
午前9時過ぎ、とうとう我慢できずに一旦竿をたたんで、食品コーナー24時間営業のジャ○コへカっ飛ぶ。

何とか難を逃れてスッキリしたオイラ、さて、これからどうしよう・・・。
湯沸し隊の人たちはまだ来てないだろうな・・・。
それじゃ集合場所に近いHR辺りで青イソ落としながらお待ちしますか・・・。

ジャ○コを出てHRに向かうが、流石好天続きのGW真っ只中!既にHRを見てもNを見ても、入る余地は寸分も無い。
これじゃダメだ!
速攻元のPを目指して反転、午前9時30分ゲーム再開。
ところが南の風は更に強さを増し、海の上には無数のウサギが飛び始めている。
ちくしょう!今日は何から何までついてないなぁ。

程なく湯沸し隊のK爺さんからメール、既に集合場所のK2に到着しているみたいだ。
様子を聞くと風は少々きついけど、まぁ何とか釣りはできそうだとの事。
オイラ的にはまだまだ不満が残っているので、もう少しこちらで本気の釣りをしてから合流する旨伝えて、再び釣りに没頭する。

強風で竿を持つ手がパンパンになったところでPを諦めBに移動するが、それでも状況は変わらず、午前11時前に「本気」の釣りを終了、湯沸し隊集合場所のK2に向かう。

現場には既にK爺さんとsachiさんが到着済み、オイラが到着して間もなく潮女姐さんも登場!
今日は4人で湯沸し遠征例会(?)だ・・・と思ったら、姐さん水は持ってきたけど湯沸し道具持ってきてない!?
ハハハ!まっ、こういうのもいいか!

しばらく談笑した後、オイラは竿を「極ーF」に変えてHRへメバル釣りに・・・ここは風の影響をまともに受けないから、結構楽だ。
入れそうな隙間を見つけて青イソを落とすが、入れるとほぼ100%小魚からのラブコール。
残念な事にチヌ2号より小さいハリを持ち合わせていないから、なかなか魚が掛かってくれない・・・。
う〜ん、なんか悔しい!
それでも数投目でようやく良型の海タナゴをゲット・・・ありゃ?小メバルじゃなかったの?
その後も手元へのアタリは頻繁で、瞬く間に青イソを消費するが、結局後続無く宿営地に帰投すると、投げ組の3人も既にマッタリモードだ。

風の様子を見ながらK2で青イソを落とすもすぐにメゲて撤収。
風が幾分緩んだところで、再度硬調クロダイ飛竜を持って、TMテトラを「ちょっとだけ本気モード」で攻めるも、やはり竿を支えるのが精一杯の状況で撃沈・・・。
精根尽き果てた午後5時過ぎに今日の釣りを終了、丁度投げ組も撤収をしていて、そのままプチ湯沸し例会も閉会となった。

今日は人出と強風に悩まされ続けた一日、終わってみるとしっかり日焼けまでして、疲れは倍増だ。
でも久し振りに潮女さんとsachiさんに会えたし、青空の下で休日を思いiきり楽しめたから、これで納得しよう!
さて、明日くらいは家族サービスしておかないと・・・勿論最後の連休の為に・・・ネ。(爆)

<今日一緒に釣りをした人々>

K爺さん、sachiさん、潮女さん



2005年5月3日(火) 晴れ

釣行時間 : 14:25〜21:35
釣行場所 : N
風向き : 東→南
釣法 : ウキフカセ釣り

ひさです。
ゴールデンウィークで何処へ行っても人だらけなのに、何故か魚だけは何処にも居らんとです。

ひさです。
気合を入れて海に出たのに、ふと気付くと今日も隣に貧乏神が居ったとです。

ひさです。
黒鯛を釣りに来ているのに、何故か隣の貧乏神はメバルで大喜びしとるとです。

ひさです。
律儀に遊んでくれたのは、メバル5尾にカサゴ3尾、タナゴとギンポのオマケ付きだったとです。

ひさです。
辛うじて計7尾の貧乏神には勝ったけど、後に残っているのは虚しさだけ・・・春はまだまだ遠かです。

ひさです・・・ひさです・・・ひさです・・・。

という訳で、今日は7時間以上釣りをして計10尾の貧果。
最近の釣りは、釣果が大体10本の指で収まってしまう。
やっぱり福浦は相対的に魚が減ったんだろうか・・・。
残り少ないGW・・・明日は落とし込みで勝負だ〜〜〜!!(←全然懲りてない!?)

応援に来てくれた、たもさん&haneさん、ありがとう!
今日も貧乏神&坊主神コンビは玉砕しました。(涙)

<今日一緒に釣りをした人々>

ハラボーさん


2005年5月1日(日) 曇り、夜時々小雨

釣行時間 : 15:50〜20:30
釣行場所 : N
風向き : 南
釣法 : ウキフカセ釣り


さぁ、ゴールデンウィーク突入だ!
今年は前半7連休、一日会社出てまた2連休・・・10連休こそ取れなかったけど、暦のお陰で文字通りの大型連休!
帰省する予定もないし、このGWは釣って釣って釣りまくるぞ〜〜〜!!!
と、こんな風に気合を入れると、いつも決まってコケるのがオイラの常・・・。
初日は「泣かせユニット」のリハ、午後から出撃しようと思ったけど体がついていけず休養。
2日目は突然の留守番命令に轟沈・・・と予想通りの展開に。
そして3日目の今日、予報によるとどうにか天気は持ちそうだが、2日間もブラブラしてしまうと余計体が言う事を聞かなくなる。
朝から空を眺めながら、行こうかやめようか悩んでいるうちに、時間だけが無情にも過ぎていく。
いかんいかん!こんな事やってるとストレスで鬱になってしまう!
とりあえず精神衛生の為にも海の空気を吸いに行こう!

という事で、午後3時前に釣り場に到着。
さて、今日は何処で竿を出そうかと車から降りて海の様子を見に行こうとすると、後ろからクラクションの音・・・。
振り返るとぼらきち兄さんの登場だ。
ぼらきちさんと共に釣り場を見渡すと、やはりGW真っ只中、テトラの上は満員御礼だ。
なんとかNにスペースを見つけて速攻支度、そして午後3時50分にゲームスタート。

開始第1投からウキが沈むがハリ掛かりせず、その後何度か同じ状況が続く。
小メバの活性が高いのか・・・?
開始後30分でようやくメバルをキャッチ、こいつは結構型がいい。
う〜ん、今日は良いのやら悪いのやら、状況が今一つ解らない。

しばらくすると知り合いのK氏とA氏が様子を見に来る。
聞けば、ホームグラウンド周辺がSOLASの影響で釣り場激減、チヌを求めて新たな釣り場を物色しているとの事・・・。
いつもK氏にはお世話になっているので、あれこれと情報交換していると、オイラから1人おいた左向こうに陣取っているぼらきち兄さんの竿が大きく弧を描いている。
「ぼらきちさん、地球ッスかぁ?」
というオイラの失礼な問いに、「ボラ!」の一言・・・。
あちゃ〜、ヤツ等が回って来ちゃったか!?
今日オイラが使っているのは、完全に「ボラ竿」になってしまったMEGADRY Air・・・
こっちに回ってこなけりゃいいけど・・・という悪い予感は見事的中!
巨ボラを掛けて腕がパンパンになってしまったのは、午後5時半位の事だったか。

そしてK氏とA氏が竿を出さずに引き上げていく。
そう言えばK氏が帰った直後に本命ゲット!・・・なんて事が過去に何度もあったっけ。
今日も福の神になってくれると嬉しいんだが・・・。

続いてマンションの管理組合の仕事を意地で片付けてやって来たhaneさん登場!
この御仁もオイラ同様かなり熱病にうなされていると見える。
福浦病院の処方箋を貰うべく、オイラの右50m程の所に座を構えて参戦する。

その後やって来たのは、自称「福浦で2番目にうるさい男」。
福チヌ渉外担当の要職にありながら、キモやテンヤに現を抜かしていたこの男、なんと今期初めての福浦入りだとか・・・。
竿の代わりに差し入れのコーヒーを持って賑やかに現れる。
「そろそろ福浦に本格参戦しますよ!」と言いながらも、帰り際、「早く9月にならないかなぁ。」と一言・・・全く反省していないようだ。

とまぁ、今日は孤独な釣りを覚悟して出かけた福浦だったが、釣友達に囲まれて、思いがけず楽しい釣りになった。
これで釣果がついてくれば言う事ないんだが・・・そう、ここは激シブ福浦!
納竿までに釣れた魚は、メバル2尾にボラ1尾、カサゴ2尾という貧果。
隣のぼらきち兄さんは順調にボラを追釣しているようだが・・・。
まぁ今日は魚がみんないい型だったから、それなりに良しとしよう。

夕方からポツポツと落ち始めた雨も気になっていたし、この時期「日没後2時間程度」と決めてかかっていたから、ほぼ予定通り午後8時半、コマセが切れたのを潮に納竿とした。
釣果的にはちょっと不満の残る釣りだったけど、GWまだまだ続く!
明日以降に期待するとしよう。

<今日一緒に釣りをした人々>
ぼらきちさん、haneさん



2005年4月23日(土) 晴れ

釣行時間 : 15:00〜21:00
釣行場所 : H
風向き : 南
釣法 : ウキフカセ釣り

心地よい海風に吹かれながらいつものテトラに立つオイラ・・・さぁ、今日こそ大きいの釣り上げるぞ!
と、気合を入れて第1投を入れる。
すると、左に流されていくウキが、狙い通りのポイントでいきなり消し込む!
すかさず合わせるとガツンとした手応え、一呼吸おいて強烈な突っ込み!
おっと!いきなり本命様のお出ましか!?
今日は最初から「獲る!」モード全開だから、焦る事無く竿を操るオイラ・・・余裕の竿捌きで魚を浮かせると紛れもなく本命黒鯛!
しかも目測、手応え共に優に歳無しサイズだ。
よし、念願の4月ゲットは歳無しのオマケ付きで貰ったぞ〜!
・・・と思った瞬間、竿が一気に軽くなってオイラの体も後ろに仰け反る・・・。
嗚呼!

・・・と、ここでようやく脂汗と共に目が覚めるオイラ。
そう、これは悪夢にうなされ続ける可哀相な釣り師の夢物語だ。
まぁ、多少のフィクションは加えているけど・・・。
しかし、これに近い状態で精神的にかなりストレスを感じ続けているのは間違いない。
この熱病を治す特効薬は・・・そう、やっぱりチヌを釣り上げるしかないのだ。

先週末の金沢ご乱行ですっかり気管支を痛めてしまったオイラだが、今週は更に悪化の一途を辿り、昨日の夜にはとうとう声が出なくなってしまった。
岸壁ボーカルとして最悪の状況に陥りながらも、それでも海に出ようという気力は、やはりこの特効薬を早く煎じて飲みたいからか・・・。

金曜の夕方、相棒の貧乏神にメール・・・「明日出撃、ヒトヨンマルマル、NマタハHRニテ指令マテ」
簡単に餌に喰らいついた貧乏神から返信・・・「了解!」

翌土曜13時30分、先遣隊として斥候に出ていた貧乏神から打電・・・「N、HR共ニ敵艦多数、出撃厳シイ状況ナレド、Nニテ強行突破敢行ハ可能、指令待ツ」
すかさず坊主神司令官から貧乏神に返電・・・「攻撃目標ヲH二変更、速ヤカニ第一次攻撃ヲ敢行スベシ!」

14時に現地に着くと、先遣隊の貧乏神が仕度を完了してテトラに乗り出すところだ。
さて、オイラも仕度して・・・と荷物をバラしていると、貧乏神が一言・・・
「なんか魚が浮いてるんだよね・・・」
「えっ!?」
バケツに海水を汲みに行きがてら海の様子を見ると、なるほど、アジみたいな魚が目の前に浮いている。
仕度を終わってもう一度海を見ると、更にあちこちに・・・よく見るとアジではなくてどうやらイシモチのようだ。
ウキ師のオイラにはあまり縁のない魚だが、はて、どうしてこんなテトラ際に浮いてるんだろう・・・。
ひょっとして沖の方にアオシオ発生!?
なんかイヤ〜な予感・・・とその時、履いていたシューズの底が剥がれ落ち、更に悪い予兆!?
う〜ん、今日はヤバイかも・・・まだ1投もしてないのに、最初から敗戦ムード濃厚だ。

でもまぁ来てしまったからには頑張らないと!
「皇国ノ興亡ハコノ一戦ニ有リ!」
そして15時丁度、「ニイタカヤマノボレ!」

しかし悪い予感というのは得てして当たり易いのか、開始2時間経ってもオキアミは齧られもしない始末。
周りの釣り人を見ても竿を曲げている気配は全くない。
相変わらずイシモチの死骸はプカプカと浮いているが、表層には小魚に混じってボラも泳いでいる。
やっぱり悪い潮は沖で発生しているだけなのか・・・それにしてはボラの下に生体反応が全くない。
「移動」を意識して、とりあえずTMかHRあるいはNに入っているであろうhaneさんに電話して様子を聞くと、「TMには全く魚がいましぇん、今Nに移動したところです。」
う〜ん、何処へ行っても同じみたいから、今日はここで玉砕するか・・・。

「今日は下げに入ってから・・・5時半から6時に一発目の山かな!」などと、知ったかぶりを貧乏神に披露、訳のわからない貧乏神も「そうか!」と納得。
するとその5時半、貧乏神がようやくメバルをゲットする。
「先越された!」と腹の中で舌打ちをしながらも、にこやかに「やったね」と声をかける小市民の坊主神・・・なんか嫌な場面展開だ。
完全丸ボウズを覚悟しながらも、貧乏神に先を越された事で内心かなり焦っていたオイラだったが、苦節2時間45分、ようやくメバルを釣り上げてホッとひと息胸を撫で下ろす。
こんな日は魚が釣れてくれるだけで御の字だ。

予報を見ると21時には北に回った風がかなり強くなるという・・・そうなったらここでの釣りは不可能になる。
今日は午後8時までが勝負!
と、その後も粘ってみたものの、結局午後9時前の納竿までに釣れたのは、最初のメバルにカサゴが2尾だけ・・・メバル2尾の貧乏神には辛うじて勝ったものの、熱病は治るどころか更に悪化してしまった次第で・・・。
さて、このまま5月を迎えてしまうのか、はたまたGW前半で一矢報いる事ができるのか・・・。
貧乏神と共に作戦会議の結果は・・・
「遠征行こうか!?」(爆)

<今日一緒に釣りをした人々>
ハラボーさん


2005年4月16日(土) 晴れ

釣行時間 : 16:20〜18:20
釣行場所 : P
風向き : 北
釣法 : 落とし込み釣り


期末から期初にかけては目の回る程忙しくなる因果な商売・・・この4月だけで苦手な飛行機に何度乗った事か!
今週も初っ端から佐世保に、そして木曜からは2泊3日で金沢へ出張し、行く先々で飲んだくれ、既に体はオーバーヒート気味になっているのに、それでも海に出てしまうのは、やっぱり2週連続のバラシのせいか・・・。
木曜は午前3時過ぎまで、金曜は午前4時前まで金沢・片町を徘徊し、羽田に降りたのは今日の午後1時だった。
午後2時半頃帰宅し、しばしウサギと戯れながら一服・・・。

女子供は東京で開催されている「ゴッホ展」を見に出かけている。。
オイラにはとても芸術を愛でる神経は持ち合わせていないのに、そのオイラのDNAを受け継いだ筈の娘達はいつから絵が好きになったんだろう・・・。
まぁそんな事はどうでもいいが、とにかくヤツ等が帰って来る前に出かけてしまおう!

と気合を入れてみたのはいいものの、やっぱりいざ出撃となると、まず車に釣り道具を積み込む元気がない。
ましてや海に行ってコマセを作ったりする気力なんて残ってる筈がない。
という事で出た答えは、落とし込みで夕マズ短時間勝負!

立野さんでヒライソガニと、夜釣り用にアオイソを買って、迷わずPへ向かう。
釣り場に着くと、北風がちょっとうるさいが、テトラに立っている人はたった一人だけ、しかもオイラが仕度を始めると先客のオジサンはそそくさと帰り支度・・・。
やった、今日はPを独り占めできるぞ!
前打ち竿に福チヌくわぞー商会謹製のFUJI改をセットして、午後4時20分ゲームスタート!

海はいい感じの濁り具合だが、表層にはボラが群れ、あちこちでライズしている。
なんかちょっと前に同じようなシチュエーションで釣りをしたような気がするが、確かあの時はボラの下には何も居なかったなぁ・・・。
まぁ今日はトレーニングのようなもんだから、釣果は気にしないけど・・・。
久しぶりの落とし込みだから、全く勘が戻らず根掛かり連発・・・訳の解らないまま時間だけが過ぎていく。

午後5時半頃だったか、ウキ釣りのオジサンがやって来て、過去2枚の本命をあげた事のあるオイラのハッピーポイントに座を構えてしまう。
仕方なくそのオジサンの先からテトラの上を行ったり来たりしながら釣りを継続・・・
すると午後5時39分、予想もしてなかった事件が起こった!

去年ツブダンゴを落としていて本命をバラしたポイントでアタリ!
竿をググッと上げると、なんと魚が掛かっちゃった!
しかもかなりでかいぞ!
いきなり満月になった竿を持つオイラに、ウキ釣りのオッサンの視線が突き刺さる。
エサはカニだし、引きの感じからしても、今回は本命に間違いない!
今度こそ絶対獲りたい!!!!
と思った瞬間、3度目の突っ込みをかわしきれず、敵は無情にもテトラの中へ・・・

思わず「あぁ!」と声を上げてオッサンの方を見る。
オッサン、すかさず目をそらす・・・
重〜い空気が流れていく・・・。
諦めきれないオイラ、魚が出てこないかと暫くテトラの上にしゃがみこんで待ってみるが、一旦入った魚が出てくることは殆ど期待できず・・・痛恨の3週連続バラシ成立!(号泣)

その後も放心状態で残された僅かな時間を落としまくるが、度重なる根掛かりでカニが全て終了、テトラにビッシリ付いているイガイを取ろうと海面まで降りてみるが、どれもこれも大きいのばかりだ。
とりあえず小さめのを3つばかりをエサ箱に放り込んで釣りを再開するも、寝不足の目にラインが見えにくくなった午後6時20分、涙の納竿・・・
最早夜釣り用のアオイソを使おうという気力もなく、そのままうなだれて帰宅・・・嗚呼。
もうオイラには黒鯛を釣る事ができないかもしれない・・・トラウマにならなければいいのだが。


2005年4月9日(土) 晴れ

釣行時間 : 15:00〜22:20
釣行場所 : N
風向き : 南
釣法 : ウキフカセ釣り


巷では桜が満開!心躍る季節の到来だ。
と同時に、何処へ行っても混雑に巻き込まれる時期・・・釣り場もまた然りだ。
先週の悪夢から未だ解き放たれていないオイラ、当然リベンジに燃えて今日も福浦出撃を企てるが、あまりにも天気が良すぎて暖かい・・・しかも南の強風の予報・・・
これじゃ竿を出せる場所は限定されてしまうから、やっぱり釣り座確保は大変だろうなぁ。

午前中は娘達のアッシーとして、みなとみらいまで運転手、帰りがけに先週ロストした仕掛けを買う為に港南台に寄り道する。
家に帰って昼飯を胃袋に流し込んだ後、そそくさと福浦に向けて再出発、午後2時過ぎに現地に到着。

とりあえず海に向かって歩いて行くと、途中見覚えのある車が・・・今日は久し振りにkozoさんも出てきているみたいだ。
HRを覗くとやはり人でいっぱい・・・続いてNの視察に行くと、いたいた、既にやる気満々のkozoさんが仕度を終えようとしているところだ。
聞くと今年の初陣との事だが、もうそんなに一緒に釣りしてなかったかなぁ。
kozoさんは先週オイラが大事件を起こした場所のちょっと右に陣取っているが、幸いにもその右隣、恵比寿ポイントのちょっと右が空いている。
よし、そんじゃ今日は久々にkozoさんと一緒に竿を出そうか。

そうと決まったら速攻車に戻って荷物を纏め、再び釣り座を確保した上で仕度を開始、午後3時丁度に本日の第1投を放り込む。
先週愛用のウキをロストしてしまったから、今日は実に1年ぶりに使用するウキをセレクト、こいつは浮力表示が結構いい加減だから、まずは浮力と潮の確認。
0.5号のウキにマイナス0.5号の水中ウキ、そしてサルカンの上にBのガン玉を付けて第1投。
潮は僅かに右から左、先週に比べると結構透明度が高い。
ウキの状況は・・・う〜ん、まだちょっと軽すぎるかな。
ガン玉を2Bに付け替えて2投目、潮に乗って左斜め前の根際に差し掛かったウキがジワリと沈む。
とりあえず合わせると予想に反してガツンとした手応えと同時に、愛用のMEGADRYが綺麗な弧を描く。
えっ?もう掛かっちゃったの!?
敵はまずテトラに向かって強烈に突っ込み、これを何とかかわすと今度は右に走る。
竿を逆に寝かせて、何とかこの逃げも回避すると今度は左へ・・・敵も必死に防戦している。
相手がチヌかどうかは微妙だが、ボラのようなマッタリとした引きでない事は確かだ。
「kozoさん、なんかデカイのが掛かった!」
「いきなり本命ッスかぁ!?」
「わ・・判んねぇッス!」
そんな会話で周りの釣り人の注目が集まるのを感じていると、敵が今度は沖に走った。
これはオイラにとっては好都合、握り締めたレバーを少し戻して適度に糸を出しながらこの後の作戦を考える。
頃合を見計らってレバーを再度ギュっと握り締めるが、敵の力は衰えず、持っている竿がゴンゴンとのされていく。
ヤバイ!なんかイヤ〜な予感・・・。
昔こんなやり取りをして2度竿を爆発させているオイラは、すっかりトラウマに犯されている・・・。
そして・・・
周囲の釣り人の見守る中、弧を描いていた竿が一気に一直線に跳ね返った・・・。
またかい!!!!

仕掛けを回収すると、サルカンの下からハリスごと持っていかれている。
結び目が甘かったのか・・・初歩的なミスに号泣。
チヌの顔を見てバラすのも悔しいが、魚種の確認も出来ないままバラすのもやっぱり悔しい!
でも、あげた魚が細長かったらもっと悔しい・・・クロダイ釣りとは因果な趣味だ。

事件の後は何事もなくいつもの激渋福浦に・・・
午後5時前にハラボーが、そして午後5時半を回った頃にhaneさんが登場、
更に強風の中TMで釣りをしていたというhaneさんのお友達、sakaさん(HP「黒鯛を追う」の管理人さん)も登場して、左から、kozoさん、オイラ、ハラボー、haneさん、sakaさんと、1列に竿を振り続ける。
大潮だというのに、下げに入っても潮は全く動かず、皆一様に辛い釣りを続けているみたいだ。
耐えかねて、一旦竿を置いてHRに入っているkiki師匠の様子を見に行くと、こちらは適度に潮が動いている・・・もっとも魚の活性は大して変わらないようだが・・・。

暗くなっても状況は変わらず、時折忘れた頃にウキがモゾモゾとしもる程度・・・
午後8時過ぎにkozoさんが帰り支度を始めると、待ってましたとばかりにルアーロッドを持った兄ちゃんがオイラの左隣に向かって真っ直ぐ歩いてくる・・・ヘッドライトを煌々と灯しながら・・・。
イヤ〜な予感でこの兄ちゃんを見ていると、案の定ライトをつけっぱなしで海に向かってルアーをキャストし始めた。
コマセの量も少なくなっていたし、目指す本命の気配もないから、最初は黙って見ていたが、どうやらその兄ちゃんも場所を動く気配も無さそうで、kozoさんが帰った後にたまりかねて一言注意。
「海面にライト当てないでくれるかなぁ。気の荒い黒鯛師だったらひっぱたかれるよ!」
その言葉に兄ちゃんは無言でライトを消灯するが、ったく!最近の若いもんは礼儀ってものを知らなすぎ!
後から入ってきて人に迷惑をかけたら、「ごめんなさい」の一言があって当たり前なのになぁ。
暖かくなってくるとマナーを知らない釣り人も増えてくるから、まぁここは大人になって、優しく注意してあげましょう。

ともあれ、22時20分に納竿するまでの釣果は、メバル1尾、ギンポ1尾、カサゴ3尾の貧果・・・更に今日も水中ウキを2個ロスト。
こうなるとやっぱり最初のバラシがなおさら悔やまれる。
帰り支度をしながら、貧乏神ハラボーに今日の釣果を聞くと、
「メバル1尾、ギンポ1尾、カサゴ3尾」・・・
ハハハ!オイラと全く一緒だ!
坊主神vs貧乏神の対決は今日は仲良く引き分け!・・・と言いたいが、ギンポの大きさでオイラの勝ちかな!(爆)

激渋福浦に翻弄された1日だったが、今日はまた新しい釣り仲間にも巡り会えたし、久々に大勢で竿を出せたから、まぁ楽しい釣行になったかな。
しかし、まだまだオイラの春は遠そうな予感・・・水温も早く上がってくれないかなぁ。

<今日一緒に釣りをした人々>
kozoさん、ハラボーさん、haneさん(以上福チヌ) 、sakaさん


2005年4月2日(土) 曇り

釣行時間 : 15:20〜21:20
釣行場所 : N
風向き : 南
釣法 : ウキフカセ釣り


2005年も本命様の顔を見る事無く第2クールに突入してしまった。
まぁ例年の事とはいえ、やっぱり悔しい!
オイラ的には、この時期に釣ってこそ腕を上げたという証!?
とにかく、この際福浦じゃなくてもいいから、何とかチヌの顔を拝みたい・・・
という事で、4月に入った最初の週末、事もあろうかくわぞー親分のシマに隠密釣行を企んだオイラであった。

ところが・・・
前日の金曜は例によって危うく午前様という時間に帰宅したオイラ、既にこの時点で朝マズ狙いの釣行を決行する気力は完全に消え失せていた。
それでも、パジャマを着ずに、出かける服装のままで布団に入った横着者のオイラって・・・
往生際が悪いと言うかなんと言うか・・・。

翌日、案の定昼前にようやく目が覚める。
朝マズ狙いはダメだったけど、それじゃ夕マズ狙いで行ってみよう・・・と、ブランチを胃に放り込んだ後速攻家を出て、立野さん経由で神奈川県某所に向かう。
ところが・・・
予想はしていたものの、やっぱり当たってしまった交通渋滞!
そして車の行き先は、言わずと知れた福浦へ・・・。

とりあえずHRの様子を見に行くと、イソキチさんと湘南クロキチさんが竿を並べている。
イソキチさんは、今朝オイラが行こうとしていた場所に行っていたらしいが、強い向かい風に阻まれてこちらに逃げてきたとか・・・。
あぁ、無理してあんな遠くまで行かなくて良かった!
で、肝心の福浦の状況を聞くと、魚の活性はメチャクチャ悪いらしい。
イソキチさんもクロキチさんも、テトラに腰掛けてマッタリモードである。
しかしイソキチさんは何と昨日ここで銀ピカの本命をゲットしているとの事!
元々乗っ込みらしい乗っ込みのない福浦だが、銀ピカが入ってきたとなると心も躍る。

生憎HRには竿を出す場所が寸分も無かったので、先々週メバルに遊んでもらったPに向かってみるものの、こちらも駐車スペースは満員御礼・・・
再び逆戻りして、結局Nに釣り座を構える事にした。
この時期、Nは最後の選択肢だが、やはり暖かくなって釣り人も増えてきたからしょうがない。
思えば、この右往左往が今日の悲劇の引き金になっていたのかもしれない・・・

いつもの恵比寿ポイントには先客がいた為、その左隣に陣取って、午後3時20分、コマセを一振りして戦闘開始!
ところが・・・
1投目からいきなりハリスが絡まるトラブルに見舞われる。
仕方なく、まだ1度しか水に浸けていないハリスを全交換・・・なんか出鼻をくじかれた感じだ。
こういう日は何をやってもダメ!って事が多いのだが・・・。

いい濁りが入っているものの、潮は全く動いていない。
HRのイソキチさん情報通り、こちらにも全く魚の気配が感じられない。
打てども打てども、オキアミは齧られもしない・・・当然ウキはボ〜っと浮いているだけだ。
開始後30分で、今日福浦に来てしまった事を後悔し始める。

開始後1時間たっただろうか、ナミ部長が偵察にやってくる。
この頃になると少しだけ左にウキが流され始めていたが、相変わらず小魚1尾の気配もない。

開始後2時間以上経過、未だ丸坊主・・・
そして事件は起こった!

午後5時45分、沖目に飛ばして手前に少しずつ引き摺ってきたウキがようやくジワジワと沈んだ。
本日初めての生体反応だ。
メバルか、はたまたカサゴか・・・とにかくこいつを掛けて完全坊主から脱却しないと!
頃合を見計らって大きく竿を立てる。
すると予想もしていないズシリとした手応え、そしてゴンゴンゴン・・・
えっ!? ウソッ!?
何度か鋭い突っ込みをかわして魚を浮かせると、紛れもなく銀鱗の魚体、本命チヌ様だ!!!
胸の鼓動が一気に高まり、そしてフィニッシュへ!
・・・と、その時!
竿の重みが一気に軽くなり・・・素バリが宙を舞った・・・
Oh My God !!
手応えと目測で40cm前後だろうか、何と言う悲劇!
暫しの放心状態・・・。

気を取り直して仕掛けを放り投げるも、この時期に1尾を逃したら後続は全く期待できない。
あぁ、今日はやっぱり厄日だったか・・・。
諦めモードに入った午後6時ちょうど、二度目の事件発生!
左斜め前方でウキが消しこむ。
すかさず合わせると再びガツンとした手応え!
今度は慎重に二度アワセをしてガッチリ掛けて、さぁこれからって時にあっさりテトラの中に・・・。
嗚呼・・・
今度は魚種不明なれど、メバルやカサゴではない事は確か・・・時合い到来か!?
とにかく手返しを早くしようと、竿を煽って仕掛けを回収しようとした瞬間に痛恨の高切れ!
そして高価な春秋ウキが海に漂う。
慌ててウキ回収パラソルをセットしようとするが、焦っていたのかテトラの間にポトリ・・・
今日は一体どういう日だ〜〜〜〜〜!!

その直後に、岸壁ユニットのベーシスト、Rayちゃんが様子を見に来る。
慌てて仕掛けを作り直し、釣りを再開る頃には辺りはすっかり暗くなり、完全に時合いを逸してしまった。
テトラの上でマッタリとタバコをふかすRayちゃんを横に、何をやっても腹の立つオイラはムッツリモードで竿を振り続ける。
そしてRayちゃんがコーヒーを買いに行った直後にようやくカサゴをゲット。
いつもなら丸坊主を逃れた瞬間に胸を撫で下ろすのだが、今日は納得がいかないのは、やっぱりチヌの顔を見てしまったからか・・・

Rayちゃんが痺れを切らして帰った直後の午後7時半過ぎ、三度目の事件発生!
ジワリと沈むウキに合わせると、三たびガツンとした手応え!
魚はテトラに向かって二度三度と強烈な突っ込み!
よ〜し、上等だよ!今度こそ絶対獲っちゃる!
そして暗闇の海にようやく魚体が浮いた!
ところが・・・
浮かせて十分空気を吸わせた筈の魚が妙に往生際が悪い。
なんかイヤ〜な予感・・・ヤツか!?
何とかタモに納めて引き寄せると、やっぱり細長い・・・あちゃ〜〜〜!勘弁してくれよ〜!!!
夜こいつの顔を見るの嫌なんだよな〜
と、恐る恐るタモに納まった獲物を見ると、あれっ?顔がちょっと違うぞ!
もう一度よく見ると、なんと納まっているのはフッコじゃないか!
計測すると60cmジャスト・・・よくまぁこの仕掛けで取り込めたもんだわ。



とりあえずこいつを絞めてキープ、速攻仕掛けを振り込もうとすると、あれれ!?電気ウキがない!
どうやら、シーバスとのやり取りの最中に、カンが外れてロストしてしまったらしい。
あまりにも痛すぎる2個目のウキロスト・・・

その後も気力だけで頑張ってみるが、後続はメバル2尾のみ・・・。
午後9時20分、コマセが切れて涙の納竿とした。

この1年ほどは、仕掛けをロストした事は殆どなかったのだが・・・
高価な春秋ウキと、お気に入りの水中ウキ、
最近信頼していた3点発光の電気ウキ、
まだ2回しか働いてもらっていないウキ回収パラソル、
そしてシーバスを絞めた後、ポケットからこぼれ落ちたナイフ・・・
せめてあのチヌを獲れていたら・・・(涙)

昨日のイソキチさんの話といい、今日オイラが目撃したチヌといい、どうも第1陣が入ってきた雰囲気・・・
来週も浮気している場合ではないかもしれない。

それにしても・・・
悔しいよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!


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