2003年8月分 |
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涙の一枚・・・ 辛かった・・・ホントに辛かったこの1年。 思えばこの釣行記を書いてから早1年と12日、なんと長いトンネルだったろう。 この間釣行記もほぼ開店休業状態・・・何とかせねば。 自分だけが釣れないジレンマと、HP管理人としての焦燥感だけが空回りし続ける・・・。 落とし込み部にレンタル移籍したものの、とにかく1枚釣らない事にはどうにも収まりがつかない! ウキでも落とし込みでもいい・・・とにかく1枚・・・。 2003年8月24日、 オイラにとってこの日は、黒鯛釣り師として生涯忘れられない1日となった。 金沢祭りも無事終わったその翌日、本当は朝マズ狙いで出撃する予定であったが、実は前日朝に密かに大黒で浮気(ここでは落とし込み!)、寝不足でテトラを歩き回り、挙句の果てに帰って来てから八景島〜金沢祭り花火大会と家族サービスに明け暮れ、かなりの疲労が溜まっている。 結局朝マズ出撃を断念、オキアミは既に解凍してあったので、夕マズ狙いで釣行する事にした。 翌日は仕事だから今日は早上がりしなければならない。 当然いつもより早く自宅を出て現地に向かう。 午後1時半、自宅を出て海に向かうが、長かった冷夏の反動か、今日は地獄のような暑さだ。 現地に到着して一通り釣り場を見て歩くが、この暑い中でも釣りバカさん達は健在である。 N〜HRにかけて、テトラ上ではかなりの人が竿を振っている。 この暑さだから、今日はNに入ろう・・・。 そう決めて車に戻り、さて支度!・・・と思ったら、ハサミがない! そういえば昨日の大黒釣行でハサミを付けていたピンオンリールが壊れてしまい、それを直そうと家に持って帰ったままだった・・・。 ハサミ1個とは言え無くてはならない大切な道具・・・。 仕方なく車に乗って逆戻り、立野さんで予備のハサミを一つ購入する。 考えてみると今日は、飲み物を冷やす為の氷を買うのに、合計3軒ものコンビニを駆けずり回った・・・。 釣り始める前にこれだけトラブルが続いて、本命が釣れた例が無い。 あ〜あ、今日もダメかな・・・。 結局午後2時半に現地に再到着、Nの恵比寿様ポイントのすぐ右隣が空いていたので、そこに陣を構える。 家に帰ってから竿洗うの面倒くさいから、今日はMEGA-Airをやめて、久々に鱗海1号をセレクト・・・。 水温が上がってるからエサ取りが多い事を予想して、コマセはチヌパワームギをベースに・・・。 今日はいつもとちょっと変えてみよう・・・。 汗だくになりながら支度を整え、午後3時5分、ようやく戦闘開始。 開始直後は川のように右に流れる潮、でも色は悪くない・・・オイラの好きな「歳無しカラー」だ。 ちょうど恵比寿様ポイントの右斜め前方にある根が、今日の釣り座では左側にある。 潮が変わってくれたら・・・と思いながら釣りを続けていると、開始後30分経って突然潮が止まって、しばらくすると今度は左に動き始めた。 と同時にカサゴラッシュ・・・なんか思い通りの釣りが出来てるから、ひょっとしたら今日はいいかも。 今日握っている竿は鱗海の1号、この竿ではテトラ際で掛けると取り込む自信がない・・・。 終始竿2本以上沖目を狙い続け、左の根周りを中心にコマセを集中させる。 その後、潮は時折止まる事もあったが、ずっと左に流れ続けている。 午後4時半を回った頃からウキが差し込むアタリが連発、ウキの入り方から見て、恐らくアジだろう。 こいつの正体を確かめるべく、ウキが入っても合わさず、そっとリールを巻いてみるが、なかなか魚が掛からない・・・。 小さいヤツ等かな・・・と思っていると、ようやく12〜3cmのアジをゲット。 やっぱりこいつらか! マメアジ君たちの猛攻は、結局納竿するまで続く事になる。 更に悪い事に、午後5時を回った頃から、表層にボラの群れが現れた。 表層にボラ、底にアジ・・・何とかならんか・・・。 午後5時半、それまでほぼ100%スパっと入っていたウキが、モゾモゾとしもるアタリを示した。 緊張感と共に大アワセ! ところが竿は何も抵抗を感じる事無く空を切る・・・戻ってきた仕掛けにはハリが付いていない・・・。 フグまで来たかっ! ボラとアジの飼育をしながら我慢の釣りを続けていると、午後6時前に突然潮が止まった。 あれだけ入っていたウキも急に反応を示さなくなる。 あぁ、今日も終わったかな・・・ そう思って諦めモードになりかけた午後6時10分、事件は起こった。 沖目に入れて少し手前に仕掛けを引き摺って待つと、ウキのトップが少しだけ押さえ込まれた。 少し待ってみるがそれ以上入っていかないので、少し竿を上げてきいてみた。 するといきなりガツンという手応えが竿から腕に伝わってきた。 慌ててもう一度竿を立てて大アワセ、すると魚はゴンゴン3段引きでテトラに向かって突っ込んでくる。 うぉ〜〜〜!久しぶりに味わう感触だ〜〜〜! これは間違いなく本命! 絶対、絶対捕りたいっ!!! 何度か突っ込みをかわして魚を浮かすと、ちょっと小ぶりだが紛れもない本命! 慎重に、本当に慎重にタモ入れ、テトラの後ろに行って採寸しようとすると、タモ網の中の黒鯛の口からハリが外れている。 ホントに皮一枚だったのか・・・。危ない危ない。 久しぶりにメジャーを出して採寸すると、35cm、今まで見た事もないような綺麗な魚体だ。 こんな時に限ってデジカメを持ってきていない・・・というか、ここしばらく釣り場にカメラは持って行っていない。 無用の長物を持っていってもしょうがないし・・・。 仕方なく携帯のカメラでこいつをパチリ。 その後釣り座に戻って釣りを続けるも、しばらくは手足が震えている・・・。 本当に待ちに待った感動の1枚だもの、それも仕方ないか・・・。 結局その後はマメアジ数尾とタナゴ1尾と追加、本命の後続は無かったが、今日は大満足! 周りに誰の姿も見えなくなった午後7時20分、納得の納竿とした。 最後に本命をあげてから329日ぶり、福浦では実に367日ぶりの1枚! 長い長いトンネルを抜けた希望の1枚! 今年初物、鱗海にもやっと入魂できたし、考えてみるとV−TENを使って本命あげたのも初めてだ。 初物づくしの1枚、果たして後続の黒鯛を呼んでくれるだろうか・・・。 オイラの竿袋には、未だ入魂待ちの竿が4本も眠っている・・・。 とりあえず来週からは心置きなく落とし込むとしよう。 (画像小さくてごめんなさい) 釣行記トップへ |
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