投稿者 kaz
釣行日 2002年10月25日(金)〜26日(土)
場所

〜福チヌ 第11回OLM チヌ釣り大会編〜

≪10月25日≫
それにしても眠い・・・ 
クライアントへの見積り提出期限が26日と迫っているからなぁ。
今回のOLMは、メンバーの大半もかなり忙しそうだし、そんな事も言ってられないぞ。
明日の懇親会の買出し時間へ、間に合うかどうかという時間に見積りが出来てきた。
「・・・・」 やはり、やらねばならぬか。
18時になんとか仕事を終えて、逃げるように福浦へ向かった。
途中、ひささんとこーさんに架電してみるが、概にひささんの買出しは終了。
こーさんに「この時間じゃ釣り場に向かってもらって良いですよ」と暖かいお言葉を頂戴して車を走らせた。
しかし、こんな時に限って、滅多に渋滞の無い第三京浜が渋滞3kmの表示・・・
「なんだよぉ〜なにも今日に限って!」なんて独り言も出ちゃう始末。
そんな、こんなで、やっとこさ釣り場に到着。
我が福チヌメンバーは?と見渡すと、ナミ部長が孤軍奮闘しているではないか。
周りには、ボラキチさん・イソキチさん・masaさんと鉄壁の布陣だ。
とりあえず挨拶に回ると、ボラキチさんが既に一枚手中にしているとの事。
あちゃ〜ここは福浦、時は既に遅しか? 地合い終了?
半ば諦めかけた顔で、ナミ部長の釣座へフラフラと。
「どーですかぁ?」「うぅーーん・・・」
釣り師の典型的な言葉を交わし、しばし流れているウキを見つめていると、まーにゃんさん・ありちゃんが到着した。

さぁ、気を取り直して始めますかネ! おっ、ありちゃん随分と気合入ってますネ!!
そそくさと準備を終えて、ありちゃんと二人仲良く並んで開始。
そこへ、遅れてひささんも到着した。
とたんに前記した方々が本命様を次々と上げているではないか・・・
しかも、ありちゃんは、ちょこちょこであるが魚をかけているみたいだ。
が、オイラはカサゴ一尾の貧果。
潮がまったく動かない、しかもスケスケに澄んでいる。
事件がおきたのは、しばらくこんな状態で、気の抜けた頃だった。
ジワジワと潮が動き出した静粛の中、ピシッ! っとアワセの音が響きわたった。
隣を見ると、ありちゃんの竿が、この日出ていない月を代行するがごとく満月に。
余裕であしらっている姿を、ぼーっと見ていた。
タモに収まったのを確認して、ありちゃんの釣り座まで現認しに行くと、良い型だ。
メジャーで計測すると44cmの綺麗なヤツだった。
「おめでとー!」「優勝賞品はこれで決まりだネ」等々、あちこちから声がかかり
ありちゃんご満悦! 正直オイラもこの時点では決定だと思っていた。
しかし、数々本命が獲られているのに、オイラ一人がボウズはイヤだ。
早々にありちゃんの元を離れ、自分の釣り座へと戻り再開する。
もうカサゴは要らない。 テトラの際は諦めて沖目に狙いを変更する。
しかし、ウキ下は逆に少し上げた。
ありちゃんが一枚獲ってるんだ、食い気のあるヤツは絶対に居るはずだ。
食わないヤツ追いかけてもしょうがない、その為に軽いコマセでやってるんだろ?  
自問自答しながら打ち返す事10分程だと思う。
糸を張りながら、仕掛けがなじむのを待って、タバコを取り出し咥えライターを握った時だった。 ウキに微妙な前アタリが出た。
ライターをポケットにしまい、本アタリを待つ。
じわっとウキがしもったが、海面下20cm程で止まってしまう。
三秒ほど待っただろうか、聞き合わせ気味に竿を立てると「キィーン」と糸鳴りを響かせながら竿を絞り込んだ。
始めの突っ込みをかわして本命を確信した。 ある程度の型ではあるみたいだ。
ありちゃんが直ぐに来てくれ、後ろにも我がメンバーが集まった。
しばしやり取りを楽しみ(火の点いていないタバコを咥えながらというマヌケな姿のまま)無事タモに収まった魚体を確認して、ありちゃんのよりも少し大きいかな? 
と、みんなで計測すると47cm。嬉しさと申し訳なさの複雑な心境だ。
その後はいつもの福浦に戻り、静かに終了の時を迎えたのだった。


≪10月26日≫
本来OLM当日なのだが、前日の天気予報で雨の為、翌日に順延となり大会も一日延びた。
明日のOLMの場所取り、及び荷物運びで朝8時には現場に居なくてはならない。
ありちゃんと相談して、午後11時より朝マヅまで釣りをして、仮眠を取る段取りだ。
予報に反して雨は福浦をかすめて行ったみたいだ。
現着すると、4名が竿を出しているではないか。
それも全員本命を獲っている。 「マジですかー? んで、サイズは?」
「全部カイズですよ」とkiki師匠。 まーにゃんさんが型物をバラシたらしい・・・
内心ホッとして(性格わるー)準備にかかる。
ありちゃんと2人とも昨日と同じ場所に入り開始、直後ボラキチさんの竿が弧を描いているではないか! 
「あーーぁ・・・昨日と同じじゃん・・・」少しイジケて竿を振る。
開始直後はメバルが遊んでくれたが、その後は激シブ状態だった。
とにかく、エサも齧られない。 
気の抜けたまま(コレも昨日と同じ、学習してないなぁ)延々と打ち返す事を繰り返す。
そんな時に、またまた事件は起こったのだった。 午前3時前頃だと思う。
潮が少しずつ動き始め、微妙なアタリが出始めた。
しかし一向に食い込まないのだ。 業を煮やして早合わせをする事にした。
運良く、いい加減なアワセにそいつが乗ったのだ。
と、いきなりガコーンと竿を絞り込む・・・

「うわわわ・・・」竿を両手で持ち、なんとか持ちこたえた。
ありちゃんが事の次第に気付き駆け寄ってくれる。
すると、今度は手前に突っ込んでくる。
これもなんとか、かわしたが、竿が限界に近いらしくギシギシと悲鳴を上げ始めている。
・・浮かせた・・・水面でヒラを打つ・・・ヤツと眼が合う・・・
kazさん、デカイですよぉー」とありちゃん。
心の中で「よっしゃー、昨日のヤツよりもかなりデカイぜぃ! やったネ!」
タモを取ろうとしたその瞬間、ヤツが息を吹き返したが如く、再度いきなり突っ込んだのだ。 これを強引に溜めた時だ、なんとレバーを思いっきり握っているにも関わらず、糸を引きずり出していくのだ・・・握っても握っても虚しくベールが逆転する。
ハリスがテトラに触れたのだろう、ジ・エンドであった。
ヘナヘナと座り込むオイラ。 言葉の掛けようがないありちゃん。 しばし沈黙。
「く、く、くやしいぃーー!!」 「デカかったッスねぇ・・・」
オイラ負けないゾ! コマセを撒き、仕掛けをソッコー直して再度挑戦だ!
すると・・・チャンチャン・・・今度は見事に70に近いであろうボラ君でした。
さっきに比べれば、なんの事はない。 子供、いや孫みたいな感じのやり取りだった。
その後、アワセを入れた瞬間「パキーン」とイヤな音が響きわたる。
竿が折れたか? 確認するとトップガイドが見事に外れている。
今日はかなり無理させちゃってるからなぁ、コイツはアタリ竿だし参ったゾ。
幸いにして穂先の損傷はない様であったが、もう気が抜けてしまっている。
「ありちゃん、オイラ上がるワ」


翌日、クリーンアップ大作戦もOLMも無事に済み、チヌ釣り大会もかってない大漁に沸き、おまけに優勝賞品のデジカメまでゲッチュー出来て喜びの極みでした。
みなさん大変お疲れさまでございました。


後日談

デジカメ片手に喜びいさんで帰宅したオイラは「優勝だー、コレ貰ってきたぜーぃ」「古いデジカメお前にあげるヨ」とビール飲みながらカミさんに自慢たらたら。
「あーこれカワイイじゃん、あたしコッチ使うネ」


〜こーさんちのまな板に乗った優勝魚の図〜

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