投稿者 kaz
釣行日 2002年1月19日(土)
場所
福チヌ2002年は年無しで華麗な幕開け!

〜遠征へ行こう〜

やはり風が強い、あれ程楽しみにしていたのに・・・
「まぁこの風向きなら何とかなるな」本当に釣り師とは勝手な生き物である。
まだ深夜と呼ぶにふさわしい時間の午前3時丁度に釣りモンキーさんの迎えが来た。
そそくさと車に荷物を積み込み出陣。
1年ぶりの遠征。この言葉と車の振動に久しぶりの興奮を感じ始めていた。
それはオイラをはじめ「福チヌ」のメンバーの大半はそうだが、なぜか「福浦しばり」で遠征にはなかなか行けない。
反面それほど福浦の海を愛している証拠なのだが・・・


ふと、運転をする釣りモンキーさんの横顔がうっすらと紅潮しているのがわかった。
やっぱり興奮しているのだろうと聞いてみると「いや〜日本酒呑んじゃいまして、おきたら二日酔いと同じようなかんじですわ」・・・大丈夫か? この男。

ひささんの家でありちゃんと合流。荷物を詰め替えて2台に分乗して出発。
目的の○○港に予定通り到着した。
夜が明けきれる前に実釣開始。すぐにありちゃんが25cm程のメジナを釣り上げる。
この時は未だ「ほうほうやるなおぬし」などと余裕だった。
しかし、アタリは頻繁に有るのだが、オイラの竿には魚が乗らない。
他の3人はポツポツとだが釣り上げている。
余裕が焦りに変わりかけた頃、ひささんも同サイズのメジナを釣り上げた。
と、同時に後方から警備員らしき2人が近づいて来るのが見えた。
どうせ「気を付けてくださいね」と言われるのだろうと思っていたが第一声が「おはようございます」 
ん? 随分と愛想がいいなぁ・・・

「ここは立ち入り禁止なんですよ。今日は工事が入るのでお願いしますね」と来た。
「それって撤収しろって事?」と聞き返すと「はい、区切りの良いところで」
4人で相談したが、結局撤収することにした。

さ〜ここからが大変! 天気予報通りに北東〜北北東の風が強く、彷徨う事1時間。
落ち着いた先は「デニーズ」だった。
それも、モンキーさん・ありちゃんはウェアーを
来たまま、釣りモンキーさんに至ってはブーツまで。どう見ても2人とも漁師そのもの。
隣のテーブルのカップルは下から上まで、じろーっと見上げ、薄ら笑いまでしている。
オイラ悪乗りして「今朝の漁はどうでした?」なんて聞く始末・・・ゴメンナサイm(_ _)m

あ〜でもない、こ〜でもないと論議の結果、○崎のテトラ提に決定。

さ〜再開だ! でも・・・今度はウキがピクリともしないじゃないか〜。
手を変え、品を代え出来る事は全てやったが無反応。

竿を置きひささんの所へ行ってみると、みんなそんな感じらしい。
誰ともなく「福浦」と言う言葉が・・・
そうだオイラ達福チヌには「福浦」がある。

「福浦」へ帰ろう!


〜そして福浦〜

ひささんのご厚意により車中少し仮眠を取らせてもらった。(昨晩一睡もしてなかった)
ウトウトとしていたがなんとなく潮の香りがする。目を開けるとそこは「福浦」だった。
4人で海の状態を見に行くがやはり風が強い。 おまけに東風。
「まいったなぁ・・・」福浦で東風の強風は竿を出す所が無い。
天気予報で確認すると、どうやら風向きが変わるらしい。
「よし!夕マヅに備えてまずはメシだ」とデニーズへ。
福チヌメンバーはデニーズ好きが多いのでも有名?だ。
概にお気づきの方もいると思うが、何時間も於かずに本日2回目である。
今日の福浦にどうしても無いと困るアイテムがあるので、食事中にひろしさんの携帯に架電してみる。
すると近くにいたみたいでわざわざデニーズまで出向いてくれた。

この結束力の強さが福チヌの一番の強みである。(ひろしさんありがとう!)

釣り場に着くと概にkiki師匠が竿を出していた。聞くと根魚三兄弟の活性は高いらしい。
早々に支度を調えて開始するもおかしな現象が。
一番右のオイラにはカサゴ、次のひささんにはソイ、その次のありちゃんにはメバルと魚が偏っている。
ちなみにその次の釣りモンキーさんには声が届かず分からない。(^^ゞ

そうこうしているうちにひろしさんが到着。「どうですか〜?」の問いに「今カサゴが入れ食い状態です〜」と答える。
暫くしてありちゃんが、次にひささんがひろしさんとの談笑の為に休憩に入る。
が、オイラは満潮のこの時間から下げっぱなを釣りたかった。


すこし払い出し気味の潮でウキの手前と足下にコマセを撒きながら仕掛けを止め気味に流していく。軽く誘いをかけて戻した瞬間微かなアタリが出た。
すかさずリールを一巻きだけ巻くと、ウキが水面下わずかにしもった。
聞き合わせ気味に竿を立てた瞬間に一気に沖に走られたがなんとか竿で溜めた。
その後もなかなか浮いて来ない。「こりゃ〜デカイな」と感じた。
やっと水面に浮いた後、2回の突っ込みをなんとかかわして取り込み成功。
計測するとなんと51cmもあるではないか! 
kiki師匠が計量してくれると2.6kgもあった。 
オイラの自己最高記録の更新で、これも駆けつけてくれたイシカワさんが記念撮影をしてくれた。

その後火の点いた6人と共に再開したが、今度はタナゴの猛攻に合い21:30に終了。
これで遠征後の福浦で本命GETのジンクスがまた真実味を帯びた。

今年の福チヌの幕開けは随分とハデな事となったが、今年一年を通じてメンバーその他関係各所の方々の豊漁のきっかけとなれば良いのだが。


Special thanks〜

遠征に同行して頂いた「ひささん」「釣りモンキーさん」「ありちゃん」
遠征先の駐車場を手配して下さった「おかしやさん」
K3をわざわざ届けて頂いた「ひろしさん」
計量をして頂いた「kiki師匠」
記念撮影をして頂いた「イシカワさん」
皆様のおかげで自己最高記録が塗り替えられました事感謝しております。

そして、祝杯のビールを差し入れて頂いた「まるみさん」

わざわざ携帯に架電頂いた「こーさん」「pochikoさん」
ありがとうございました。





〜2002年福チヌ1号=年無し51cm、2.6kgの図〜


投稿者 釣りモンキー
釣行日 2002年1月19日(土)
場所 三浦某港〜M


釣りモンキーさんの赤目奮戦記


〜裏・遠征へ行こう〜


ん?頭痛い。なんや?そういえば5合は呑んだなぁ。
あぁ。kazさんを迎えに行かな…ん?顔まっ赤やん。うわっ!眼ェ充血してるやん。
まさに“猿”やん。これがホントの釣りモンキー。…ナニをワケ解からんこと言うとんねん!

一人で淋しく突っ込み、足元フラフラと車に乗り込んだのでした。
kazさんを車に乗せて第三京浜を突っ走っていると『モンキーさん、運転替わりましょうか?』との優しい言葉。
ありゃりゃバレタ?ここは、素直に“二日酔い状態ですわ。”と明るく努めたのでした。
“kazさんも仕事、大変と違いますの?”って聞くと、妙にギラついた目で『寝てないんですよ。』…大丈夫か?この男。
アハハハハハ。乾いた笑いが第三京浜に響くのであった。

ありちゃん・ひささんと合流後、某牛丼屋で精をつけ、目的地の〇〇港に着き、荷物運び班と駐車班に分かれた。
あたりはまだ夜明け前…めちゃめちゃ寒い!そこにはベルリンの壁が存在した。
kazさんと荷物を運び込むと、防寒着を着ている我々は・・・“あっつー!”
待てども待てども、駐車班が帰ってこない。汗を掻いた2人は…“さっむー。”…嫌な予感&悪寒がしたのであった。

4人揃って、釣り場に到着。ひささんが釣り場の説明をしてくれました。
“ふんふん。さよか。よさげな感じやん♪…って真っ暗で見えんやんけ〜!”
竿を出す頃には周りは明るくなってきて、“ほんまにええ感じ。遠くに富士山も見える。”
『ここには奴らがいる!』皆確信をもって握る竿に力が入る。いつになく真剣にコマセを撒く。

(でもね、僕ね、家族にお土産がいるの。子供に言われたの。『ししゃも8ひきー。』嫁に言われたの『蟹ー。さんまー。』
んでね、短い竿でね、ブラクリでね、こっそり買ったアオイソ付けてね、垂らしておいたの。
魚が食い付いたらね、“ジー”って音がしてね、ラインが出てね、教えてくれるの。
アイナメ釣れないかなーってね。
暗いうちにね、そっと垂らしておいたの。)

さっそく、ありちゃんがメジナを釣り上げる。めばるを釣り上げる。負けじとひささんがメバルを上げる、メジナを上げる。
間に挟まったおいらはあたりは有るもののうまく合わせられずにいる。(ただのへたくそ)
『時合だよ。』とひささん。
『ここ、絶対いますよ。』とありちゃん。
黙々とコマセを撒くkazさん。
“合わねー。”おいら、焦ってたっす。
≪ジジジジジィーーーーーーー≫大きな音がこだましたっす。
『なんや?』とありちゃん。
むふ。おみやげ!アイナメじゃー。
鼻の穴を全開にブラクリ竿に飛びつき巻き上げる。
おっ♪引く引く♪むふふ♪
『モンキーさん。それ落し込みー。』とひささん。
『なになに?』とkazさん。
茶色い魚体が浮いてきた。おっいい型やん。
“アイナメ?”…“太い…いやっ丸い。”
抜き上げたら“カチカチ”って鳴いてるやん。
“フグやん。”“目ェ赤いやん。”
『モンキーさん。それ、赤目フグ。』ってひささん腹抱えて『モンキーさん。除名〜。』

その後、〇〇港を工事のため撤収して(させられて)釣り場を探してさまようが、北北東の風が立ちはだかる。
“風男”と、強風をありちゃんのせいにしながら(ごめんね)〇崎のテトラへ。
ここには、小メバしかいないみたいで、こつこつと小さなあたりはあるものの、全然かからない。
隣で竿を出してるひささんも同じ状況。kazさんもありちゃんも苦労している模様。
でも、何とか小メバでも良いから魚をかけたいよー。赤目フグだけじゃ帰れん!
スケスケの海中には時々大きい魚が泳いでるのが見える。
でももうブラクリは出せない。除名は嫌や〜。
隊員たちがの頭の中に“福浦”の文字が浮かび始めた頃、ウキがスーと沈んで少し止まった後もう一度潜り始めたのです。
合わせると、確かな手応え。
隣から、『おっ、モンキーさんかかった!?』とひささんの声。
『小さいっすよ。』と言いながら、メバルとは違う引きに期待。むふふ。
水面にうっすらと見える魚体は、赤茶色。
『アイナメっすか?』とひささん。
嫁と子供たちの笑顔が頭に浮かぶ。
バラさんように…よっしゃ上がった
カチカチ、キュー』…ふぐやん。赤目やん。なんで〜。(泣)
『ギャハハハハ・…除名〜!』ひささん、笑いすぎ〜。

思えばウキ部の遠征隊でチヌ釣りの腕を磨こうとの趣旨を忘れ、直前まで飲んだくれていたことの報いか?
鏡の中の自分の顔・・・ありゃぁ、赤目フグやったんやね。
赤目の猿だって?


〜裏・そして福浦〜

ちゃんと仕事をしていたkaz様、オメデトウ御座います。
二日酔いで釣れるのは赤目だけですぜ。へへへ。
でも、綺麗な年無が見れて良かったです。
kaz様、かっちょ良かったですぜ。


〜裏・Special Thanks〜

ひささん、素敵なネーミング有難う御座います。へッへッへッ




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