投稿者 ひさ
釣行日 2001年10月1日(月)
場所
福チヌ21世紀100号!

最近釣行記を書いていない。
気が付けばHPの「釣行記」は2ヶ月も空白になっている。
これは管理人として何とかしなくては!
この2ヶ月間、決して本命が釣れていなかった訳ではない。
スランプに陥りながらも枚数の上では既に昨年1年間の釣果をクリアしている。
・・・でも何かが違う。
何か気持ちの中でモヤモヤが晴れない。
思い起こせばそれは8月19日、今期自己10枚目の本命をあげた日に始まった。

その日は夕方から家族を連れてMで釣りをしていた。
何度も大型をバラした後、ようやく乗せる事に成功、ここの根はかなりキツイので何とか強引に浮かせようとしたその瞬間、「バ〜ン!」という爆発音と共に持っていた竿の元節がリールの上で真っ二つに折れた。
一瞬呆然となり、かけた魚の取り込みもあきらめたが、隣で釣りをしていたオッサンがとんで来て、4番節を持ち、「魚まだついてるぞ!お前リール巻け!」とアシスト体制に入ってくれた。
だけどオイラ下を向いたままショックでリールシートから外れてしまったリールを巻いているだけ・・・。
竿を持ったオッサンは「う〜ん、いい引きだ〜!でかいぞ!」と一人楽しんでいる。
「あっ、浮いた!でけぇ〜!」
「誰か取り込みしてくれ〜」
まるで自分が捕った魚のように興奮している。
すると今度は左隣にいた別のオッサンがとんで来てタモを入れてくれ、あがってきたのは46cmの本命!
でもその間、まるでオッサンの弟子のようにオイラひたすらリールを巻いているだけ・・・。
やっぱ納得できない。

この日以来オイラのモヤモヤが始まった。
メインの竿が竿尻脱落の為部品待ちで使用不可・・・。仕方がないのでちょっと資金稼ぎに行って新しい竿の購入に成功した所までは良かったのだが・・・。
新しい竿を買うとスランプに陥る・・・、そんなジンクスがその後のオイラを襲った。
スランプ・・・と言うより悪夢の始まりだったのかもしれない。
その後購入した新しい竿が、2回目の使用でボラと格闘中に2番節骨折。
戻ってきたメインの竿も根に潜られた魚を煽って4番節骨折。
福浦の海神様はオイラに「釣りをするな!」と言っておられるのだろうか!?
そういえば心当たりがない訳ではないが・・・。

いずれにしても愛用の竿が手元になくなってしまった。
この間とうとう娘の竿に手を出してMにて事故みたいな1枚をあげる事が出来たが、やっぱりモヤモヤは晴れない。
キッチリ狙って本命を釣りたい!

2回目に折った竿がようやく戻ってきた。
平日だったが肩慣らしの意味も含めて速攻海に出た。
しかし結果が出ない・・・。
週末に賭けようと思うが、この週末は期末の締めと重なって土曜日の出撃ができない。
締め後の打ち上げの後、HやMで竿を出している仲間の所へ様子を見に行くと、Hではmasaさんとスムスムさんが、Mではkiki師匠が本命をあげていた。
モヤモヤは募る一方だ。
矢も立ても溜まらず日曜夕マズに出撃を企て、朝からエサを買ったり仕掛けを作ったりして、気合だけは十分だったのだが、この日は無常にも午後から雨が降り出して出撃不能・・・。
やはり海神様は「釣りをするな!」と言っておられるのだろうか・・・。
もう完全に欲求不満状態である。

そして迎えた10月1日、会社では新しい期の始まりの日である。
普通なら気持ちも新たに仕事への意欲が高まる日なのだが、今のオイラにとってそんな事はどうでもいい。
雨の後、天気は午後から曇り、風も南西に変わるとの予報・・・。
これは行くっきゃない!
期初だというのに午後半休を取って海に向かった。

今日のショバはH。
釣り場に着いても小雨が降り続いている。
天気予報を聞くと、昼過ぎに上がる筈の雨が夕方まで降り続くという。
少し前線の通過が遅れているようだ。
でもまぁすぐに上がるだろう、と少しも気にせず支度をして早速釣りに取り掛かる。
しかし雨は一向に止む気配がないどころか、更に激しさを増してきた。
最初の時合いは満潮前後、と踏んでいたが、丁度その頃雨が本降りに・・・。
仕方なく一時雨をよけて休憩する事にした。

最初の時合いを逃した。
少し気合が萎えたが、雨が小降りになって再び戦闘開始。
17時半、25cmのメジナがあがったが、相変わらずエサ取りの活性が高い。
18時半を回ってウキに怪しいアタリが出始めた。
エサ取り対策として、付けエサのオキアミの上にチューブの練りえさを巻きつけて投入を始めた頃からだ。
しかし今度は潮が2枚になってしまった。
底潮があて気味になってしまい、沈みテトラに仕掛けが根掛かる。
そこでハリスの下の方に5号ガン玉を打って仕掛け安定を試みてみた。
するとその3投目、19時ジャスト、ウキが微妙にシモっていく。
それまで何度もウキがシモるものの合わせても乗ってくれなかったので、今回はじっくり、本当にじっくりウキが沈みきるのを待って大アワセ!
するとようやく魚が乗った。
しかし引きはもう一つといった感じ。
魚を浮かせて見るが、暗がりの中で魚種がよくわからない。
小ぶりのサイズだったので、「またメジナだろう!」と思って一気に引き抜いて見ると、手元に飛んできたのは以外にも(?)本命!
採寸すると27cmのカイズだったが、じっくり攻めすぎたのか、しっかりハリを飲み込まれている。
早く海に返してあげようと思うが、ハリがなかなか外れず、ようやく外れた時には既に瀕死状態・・・。
どうしようか・・・と思ったが、よくよく考えてみると多分これが福チヌ21世紀100号記念アーチではなかろうか?
デジカメも持っていなかったので、やむなくキープする事にした。
とりあえず「狙って釣った1枚」に今回は納得である。
濡れ鼠になりながらも、今までのモヤモヤが一気に晴れていく気分がした。

その後も雨は降り続く。
遠くで稲光が走った。
「えっ?」と思って天気予報を聞いてみると、雨は一晩中降るという。
しかも神奈川県地方に、大雨・洪水・雷注意報が発令されている・・・。
話が全然違うじゃないか!
雨だけならともかく、雷なんて聞いてねぇよ〜!!
そうこうしているうちに雨は更に激しくなり、雷も近づいてきた。
「これはヤバイ!」と思い、一旦竿を置いて雨宿りをするが、それでも更に雷雨がひどくなってきたので、道具をその場に残し、車に避難する事にした。
どしゃ降りの雷雨の中で釣り続行を断念、雨が小降りになった頃を見計らって釣り場を撤収した。

それにしてもこんな釣りは初めてだ。
オイラ本当の事言うと、世の中で一番嫌いなものは「高い所」と「ひじき」と「雷」・・・。
やっぱりまだ何か福浦の海神様に嫌われているのだろうか?
きっとその答えは次の釣行で出るだろう。
いよいよ秋のウキ釣り最盛期の到来だ。


次は「夢よ再び!」、大型クロダイをゲットだ〜!!!



〜21世紀福チヌ100号の図〜


投稿者 ひさ
釣行日 2001年10月12日(金))
場所
激シブの中での1枚!

いよいよ秋のシーズンに本格的に入ったのか・・・、最近Mでの釣果が上がってきている。
これからの季節、福チヌのメンバーの目はどうしてもMに釘付けになってしまうだろう。
そういうオイラも今日はMに入ろうと、朝から、というより前日から気合を入れて仕事をこなし、ナミ部長の帰浜釣行に合流すべくスケジュールを組んでいたのだが、よんどころ無い事情により、急遽Hへ向かった。

午後6時前から釣り開始、しかし今日はエサ取りの姿もボラの姿も見えない。
いろいろ試してみるが魚の気配が全く感じられない・・・。
沖の方ではボラが跳ねているが、際から竿3本くらいまでの間は生体反応が全く無いのだ。
こういう日のウキ釣りは辛い。
なんせピクリともしないウキをじっと見つめているだけなのだから・・・。
集中力が30分と持たない。
途中何度もMへの移動を考えた。

しばらくすると、自宅から電話が入った。
プライベートな事なのでこの場では詳しく書かないが、とにかくおめでたいニュース!
こりゃぁ「おめでたい」を釣らなきゃ!
一気に気合がよみがえるが、相変わらず海は渋く、この気合も長くは続かない。

そうこうしている内に、ようやくウキがしもった。
トップが少しだけ押さえ込まれ、やがてジワリジワリと沈んでいく。
チヌ特有のアタリだ。
十分溜めてからあわせて乗せると、あがってきたのはカサゴだった。
ハリは完全に飲み込まれている。

夕食を摂るまでの釣果はこの1尾のみ・・・。
同行のkazさんとkozoと共に、食事をしながらため息が漏れた。

食後しばらく経ってから今度はメバルがあがった。
これも消しこむアタリではなく、いわゆる居食いの微妙なアタリ・・・。
上げてみるとやはりハリを完全に飲み込まれている。

単発で忘れた頃に魚があがるが、それ以外はオキアミは悲しいくらい完全な形で手元に戻ってくる。
なんだか今日も敗戦ムード濃厚である。
あまりの渋さに一時休憩、kazさんの後ろへ行って状況を聞くが全く同じだという。
しばらくテトラの上に寝転がって、kazさんの釣りを見物していた。

「こういう日は一瞬の時合いっスよね〜」
「そうそう、その時に竿出していればいいんだけどね〜」
こんな会話を交わしながら、kazさんが休憩に入るのと入れ替わりにオイラが始動。
そしてその第1投目だった。
やはりウキが少しだけ押さえ込まれ、我慢して待っているとジワジワ沈んでいく。
十分待ってから大きくアワセを入れると魚が乗った!
前のカサゴやメバルに比べて結構重いが、比較的すんなり浮いてくる。
「ちょっと大き目のカサゴかな?」と思った瞬間、テトラに向かって強烈な突っ込み!
本命確信!
でもまたメジナに騙されたら恥ずかしいから大きな声では言えない。
浮かせてみるとやっぱり本命みたいだ。
慎重にタモ入れをしていると、隣でkazさんが「本命っスか?」と声をかけてくれる。
でもまだタモに入れてあげてみたらメジナだった・・・ってなると恥ずかしいから「多分・・・」と答えておく。
20時50分、あがってきたのは35cmの本命だった。
やっぱりハリを完全に飲み込まれている・・・。

その後は激シブモードが続き、結局今日の釣果は本命1の他に、カサゴ3+メバル1という結果で終わった。
コマセが切れた23時半、納竿とした。
非常に疲れる釣りではあったが、この激シブの中、ワンチャンスをモノにできたという事で、良しとしよう。

皆さん、やっぱりオーラが出すぎると良くないようです。
クロダイ君に殺気を感じ取られないよう精進しましょう。




釣行記トップへ




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送